ごみ掃除
シンの実力について、俺が密かにそう思っているなか、
〈先程のリカお姉ちゃん、すごぉいです!!
〈ちょ、ちょっとリカ!!なんでさっきあんなことしちゃったの!?
<あれは仕留めるべき>
〈いやぁ、一度やってみたかったんだよねぇ~~~反省も後悔もしていない・・・あるのは快感♪
〈快感ってあれで快感得ちゃったらただの変態でしょ!?っていうかあんたには女子としての羞恥心ってもんがないの!?
〈羞恥心なんて持ったら、負けだと思っている(キリッ!!)
〈いやいや!!そんな格好良く言っても、格好つかないわよ!!
〈流石師匠!!勉強になります!!
〈サラ!?絶対それは学んじゃいけないことだと思うよ!!
〈よし!!サラ!!昼間、オレが教えた千鳥流しを男湯にブチこめ!!
〈わかりました!!師匠!!
〈やめぇぇぇい×7!!
・・・女湯の方からそう話をするリカ達の声が聞こえてきた・・・
ん?っていうかちょっと待て。今、ユニの声もしなかったか?え?なに?もしかして今、ユニも一緒に入っているの?
(おうよ♪今、ユニも一緒に入ってるぜ♪因みに、そっちのバカ(変態)二人はしっかりとユニの裸を見てるぜ♪)
「・・・」プッツン
リカからの“念話”を受け取った瞬間、俺の中で何かが一瞬にして切れる。
もうリカがやった壁越しでの読心などどうでもいい。
大切な妹の肌を見やがったゴミ共を掃除せねば・・・
「シン……マリアン…リンク……」
「なんだ?カズト。」
「・・・なに・・・?」
カズト「ちょっとこの風呂場に血の雨を降らせることになりそうだから……先に謝っておくごめん……」ザパァ
シンとリンク、マリアンにそう言っておきながら、俺は湯船から出て、血の海に未だに浸かっているゴミ共の方へ向かう。
「「・・・うっ・・・うぅ・・・」」
そんななか、ゴミ共は意識を取り戻す。
「「ッ!?」」ザパァ
が、自分達の方へ近づいてくる俺の姿を見た瞬間、二人共、すぐさま血の海から立ち上がる。
「か、カズト!?ど、どうしたんだ!?おい!!」
「な、なんかすげぇヤバい“オーラ”が出てるんだけど!?」
血の海から立ち上がった後、ゴミ共は自分達に近づいてくる俺に対し、全身から震え上がりながらそう尋ねてくる。
「・・・この眼を見ろ・・・」
とりあえず俺は甕速日神に開眼した。
「ちょっ!?おまっ!?それって!?」
「?」
アハハハ。ナンカゴミ共ガ言ッテルケド、無視する。
「大丈夫。痛イノハないから。スグニ楽二ナルカラ。」ニッコリ
「「ヒィッ!?」」ガタガタブルブル
俺が満面の笑顔(目は一切笑っていない)でそう言ったのに対し、ゴミ共は一層震え上がる。
ソレジャア逝コウカ・・・
カズト「少彦名神」
左目の瞳術。幻術で、空間も時間も質量も、全てカズトが支配する精神世界に引きずり込む。時間すら支配するため、通常の幻術とは違い現実世界の一瞬でダメージを体感してしまう。
今回は阿部さんに襲われる夢を見てもらった。
「「ぎゃああぁあああぁぁあぁぁあぁぁぁああぁーーーっ!!!」」
こうしてユニの肌を見やがった悪は滅びた。
そうして俺に掃除されたゴミ共(フレイとグレン君)は
幻覚から目を覚ました。
その後、風呂場から上がった後、女子達からのO☆HA☆NA☆SHIを受け、後から話を聞いたエルザさん、アルさんからもお仕置きを受けた。




