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儀式Ⅵ
クズ「…可笑しいよ……死んで当たり前なんて……」
愚者が顔を俯かせてぶつぶつ言っているが無視。どうでもいい。早く使い魔召喚したい。
クロト「じゃあ番号順に召喚していくぞ。一番」
「はい!」
番号順に使い魔召喚がされていく。ケルベルロスだったりグリォンだったり様々な魔物が召喚されていく。
クロト「次、クズハ」
クズハ「はい!」
愚者が呼ばれ、召喚する。あ、倒れた。確か……逆召喚だっけ?流石勇者。逆召喚ってことはかなり上位の使い魔よね……
クズハ「出来ました、五体の属性天使です!」
いつの間にか還ってきたらしく、先生に報告していた。天使って上位種よね…勇者だから当然か……
冷めた目で愚者を見ていると一人の黒髪の男が話し掛けてきた。
「アイツは努力知らずだからムカつくよな…」
イロハ「クロス君…」
彼は黒須真理亜。女のような名前だけど男……愚者と一緒にやって来た。本人曰く脇役だとか。でも実力は勇者の愚者よりも上と言う。愚者って本当に勇者なの?
クロス「あれでも勇者だからそう言ってやるな」
イロハ「心読まないでくれる?」