模擬戦Ⅲ
「・・・“ダークショット”・・・」
両者の“打撃”がぶつかり合い、砂煙が舞っている間に、僕は“ダークショット”を五発程、生成し、後ろに停滞させる。
「・・・」ダッ!!
その直後、我が砂煙の中に突っ込む。
ガキィィィンッ!!
次の瞬間、我と同じように、砂煙の中に突っ込んできたリンク君のレグルスと我の嵐の拳がぶつかり合う。
「・・・」
ズトドドドドッ!!
リンク君のレグルスと嵐の拳がぶつかり合うのと同時に、我は後ろに停滞させておいた炎の剣を操作して、リンク君に向けて放つ。
「・・・」
ズトドドドドッ!!
対するリンク君もほぼ同時のタイミングで、自分の後ろに停滞させていた“ダークショット”を放つ。
ズガガガガガァンッ!!
次の瞬間、我とリンク君が小競り合いをしているところに、炎の剣と“ダークショット”が直撃して、またしても砂煙が舞った・・・
ガキキキキキキキキキキキキキキキィンッ!!
互いの炎の剣と“ダークショット”が直撃し、砂煙が舞うなか、俺は変換を解除し、俺とリンク君は十数回と殴り合う。
ガキィィィンッ!!
十数回と殴り合う後、俺とリンク君は互いに一度距離を取る。
「はぁ・・・はぁ・・・」
互いに距離を取った後、リンク君は額から汗を流しながら、息を切らしている。
リンク君の身体は先程受けた打撃や炎の剣、十数回に及ぶ殴りあいの中で多少なりとも負わされた打撃跡によってぼろぼろになっていた。
「・・・」
対する俺は先程受けたリンク君の“ダークショット”で多少服が汚れてはいるもののそこまでダメージは負っていない。
まぁ、“ダークショット”が直撃する寸前に霧と砂漠の炎を灯し、蜃気楼を使って錯覚させていたので、当然と言えば当然なんですが・・・
うん・・・チートでごめんなさい・・・




