模擬試合やらないか?
カズト「さて、じゃあ俺達も別荘に戻るか。」
先程襲撃してきたジュゲと要○クジラのことを王様に報告するため、別荘へ戻っていったエルザさんとアルさんを見送った後、俺はビーチに残った皆にそう言う。
フェルト「そうですね・・・別荘に戻って、この状況でも気絶してしまわれているクロス様を・・・フフフ・・・」
・・・フェルト姫ェ・・・
背中からなにやらドス黒いオーラを放ちながら、なにやらぶつぶつ言いながら笑っているフェルト姫に対し、内心引いていると、
「ちょっと待ってくれないか。」
「ん?」
サラ「どうしたのぉ~~~?リンク君~~~」
突然俺達を呼び止めたリンク君に対し、俺は首を傾げ、サラさんも首を傾げながらそう尋ねる。
「実はフィアンマに頼みがある……」
カズト「俺に?」
何だろう?ってこのシチュエーションだと大抵良い頼みごとじゃ
リンク「俺と今、ここで手合わせして欲しい
「・・・」
・・・やっぱりかあぁ
フェルト「リンク君!?」
「前々から気になってたんだイロハの使い魔……おまえの実力今……それを知りたい・・・」
リンク君の突然の模擬戦の申し立てにフェルト姫が驚くなか、リンク君が途切れではあるが、そう言葉を紡ぐ。
っていうかまたバトルかよ!!
どんだけ戦えばいいんだよ!?おい!!
正直な話、もうこれ以上戦うのは(精神的に)疲れたので、できればしたくな
イロハ「良いんじゃない?リンクとカズトが戦っても。ね。皆。」
『はい!!』
い。ってえ?イロハ!!
リリィ「私、カズトの強さをもっと見たい!!」
シェリカ「わたしも……」
イリヤ「言われてみれば、確かに。私も。是非とも拝見したいですね。」
ユニ「私もぉですーーーっ♪」
サラ「私もぉ~見てみたいなぁ~」
突然横槍を入れてきたイロハの言葉に対し、俺が思わず固まっているなか、他の皆は口々にそう言う。
イロハ「っていうか訳だから、頑張って。カズト。」
カズト「ってあのぅ。イロハさん。」
イロハ「なに?」
カズト「・・・俺の意思は?」
イロハ「なしよ。」
カズト「さいですか。」
イロハ「良いでしょ。別に。さっきのジュゲとの戦いにしたって、そんなに(身体的に)疲れてないだろうし。」
「・・・わかりましたよ・・・」
こうして俺はリンク君と模擬戦をすることになった・・・はぁ・・




