ヒューさんの実力
リカ「うひょぉーーーっ!!リアル怪獣バトルキタコレーーーッ!!こんな劇的な感動のシャッターチャンス、逃さずしておくべきかぁーーーっ!!!」カシャカシャカシャッ!!
目の前で繰り広げられている要○クジラと史上最強のヒュドラのバトルに対し、リカはハイテンションになりながらも、何処からか取り出した一眼レフカメラでその情景を激写している。
まぁ、テンション上がる気持ちはわかるけど、少しは落ち着けよ。シンなんてこの状況に着いてこれずめがてんになっていた。
リカ「そう言うカズトだってソラで動画取ってんじゃん。」
カズト「だから、さりげなく心を読むなしっていうかバレてたか」
『ヒュドラの雄姿はしっかりと記録しています。』
「ホエエエェェェーーーッ!!」
俺とリカが一心不乱に動画と写真を撮っているなか、要○クジラは雄叫びを上げながら、背中の砲台の標準をヒュドラに合わせる。
コォォォ
すると、空気中の魔力が砲台に集まっていく。
ズガアアアァァァンッ!!
次の瞬間、要○クジラの背中の砲台から強力な光の魔力砲撃が放たれる。
「なっ!?あれは光の神柱!?光の神級魔法だぞ!?」
要○クジラが放った魔力砲撃を見て、カミノがそう驚きの声を上げる。
ズガアアアァァァンッ!!
次の瞬間、要○クジラが放った魔力砲撃は、そのままヒュドラに直撃した・・・
要○クジラの魔力砲撃が直撃した後、ヒュドラがいた辺りを煙が舞う。
「グルアアァアアァァアァァァアアァァアァァーーーッ!!」
が、その煙の中からヒュドラが無傷な状態で姿を現す。って
『エエェエエエェェエェェエエェェェエェエェーーーッ!?』
ヒュドラが全くの無傷だということに対し、俺も含む、その場にいた全員が思わず驚きの声を上げる。
っていうか光の神級魔法の砲撃を食らったのに、なんで無傷なんだよ!?おい!!
『マスター。その疑問を解消するため、ヒュドラに関する解析が先程終わったのですが・・・』
俺が心の中でヒューさんにそうツッコミを入れるなか、ソラがそう言ってくる。
「ってだから心を読むなよ。おい。」
リカ「そんなことより早くヒューさんのステータスとか確認しよう!!マジで!!」
俺とソラがそう話すなか、リカがそう言ってくる。
っていうかリカもそんなことってひどいな。おい。
「まぁ、いいや・・・ソラ。ヒュドラのステータスをモニターで出してくれ。」
『了解しました。』
そうしてソラはヒュドラのステータスをモニターにして表示する。
ヒューさん
種族:精霊
詳細
惑星ギリシアに宿る精霊でユニの能力、『精霊降誕』によって召喚された。魔力耐性が非常に高く、神滅級クラスの魔法でもかすり傷一つ負うことはない。また、大気中の魔力を栄養として吸収するため、魔力量も事実上無限で属性も自然属性全部が使える。知性があり、深海の中でもマグマでも普通に移動することもできる。
・・・・・・・・・・・・
「「・・・なに?このチート怪○王・・・」」
あまりにもチートなヒューののステータスに対し、俺とリカはそうツッコミを入れた・・・
「グルアアァアアァァアァァァアアァァアァァーーーッ!!」
ソラがモニターで出したヒュドラのチートスペックに対し、俺とリカがツッコミを入れるなか、ヒュドラがそう雄叫びを上げる。
すると、ヒュドラの赤みかがった背ビレに大気中の魔力が集まっていき、紅く発光していく。
ズガアアアァァァンッ!!
次の瞬間、ヒュドラの9本のある口から強力な炎の“ブレス”を放つ。
ズガアアアァァァンッ!!
「ホエエエェェェーーーッ!?」
ドカアアアァァァンッ!!
ヒュドラが放った“ブレス”は見事要○クジラに直撃し、要○クジラは爆散した。
『(゜Д゜)・・・』
『・・・火の神級魔法、“火炎之降誕”ですか・・・流石はユニさんが召喚した精霊ですね・・・』
「ヒューさん!!ありがとぉーですっ!!」
ヒュドラが“ブレス”を放って要○クジラを倒したことにソラとユニ以外の全員が思わず呆然とするなか、ヒュドラの“ブレス”についてソラが冷静にそう分析し、ユニが笑顔でそうお礼の言葉を言う。
「グルアアァアアァァアァァァアアァァアァァーーーッ!!」
対するヒュドラは雄叫びを上げると同時に足元に魔法陣を展開。
そのまま帰っていった。




