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武装は棺桶

俺とリカの二人は今、『アルカディア魔術学園』の校庭にいる。


理由はリカの魔武器の生成と使い魔召喚のためだ。

因みにイロハ達には何が起こるかわからないので、先に寮の方へ帰ってもらっています。はい。


カズト「っていうかなんで訓練室じゃなくて、校庭でやるんだ?」

リカ「そこにテンプレな予感があるからwww」


さいですか。


カズト「まぁ、いいか。ほい。」ヒュッ!!

リカ「ん。」パシッ!!


とりあえず俺はクロト教諭から手渡されていた魔石をリカに投げ渡す。


リカ「おぉ♪これがテンプレでありがちな魔石かぁ~~~(スリスリ)で?純度とかは大丈夫なのか?」


目をキラキラさせながら魔石を撫でた後、リカは魔石の純度について尋ねる。


カズト「あぁ~~~魔石の純度はあまり期待しない方が良いぞ。なにせクロト教諭曰く『適当に火山から拾ってきた。』ってやつだから。」


リカ「それって魔石として大丈夫なのか?……まぁいいか……とりあえず念のために創造属性”……“能力創造”、“錬金術”……で純度を100%にしてっと♪」


バリバリッ!!


カズト「おまえ、こっちに来てから短期間で魔法、マスターし過ぎじゃね?」

リカ「まぁ、そこら辺辺りはオタのオレの妄想(イメージ)力と才能(センス)の賜物ってことで♪」


さいですか。

っていうかリカってオタだったのか・・・まぁ、かくいう俺もだけど・・・

因みに“錬金術”の代償は魔力を代償にしているみたい。


リカ「それではさっそくこの魔石に魔力を・・・込める込める込める込める込める込める込める込めるゥ!!」


リカはそう言いながら、まるで螺○丸修得第一段階の修行の時のナ○トのようになり、魔石に魔力を込める。


ピッカー!!


するとなんか変なフレーズを上げながら、リカの手にあった魔石が光り輝く。


リカ「目が!!目がぁぁぁ!!」


カズト「残念だったな。ム○カ。ここは天空でもなければ、城でもないのだよ。」


無論、俺は闇の炎のメガネをかけている。

そうしている間にリカの手の中にある光は徐々に収まっていく・・

光が完全に収まった後、リカの横に魔武器が現れた。


カズト「いや……何故に棺桶なんだ?」

リカ「ウハッ!……めっちゃオレ好みの魔武器!」


そう。リカの魔武器は何故か棺桶だった。

しかも鉄製じゃなくて、木製っていう


カズト「一応聞くけど、名前は?」

リカ「うーん・・・そうだなぁ・・・じゃあ、穢転エテンってことで……」


パァァァ


リカがそう名付けた瞬間、リカの棺桶が淡い光を放ち始めた。


リカ「ほぅほぅこれはなかなか……素晴らしい能力なことでwww」


どうやら棺桶が淡い光を放つと同時に、リカは棺桶の能力を理解したらしい。


カズト「リカ。結局その棺桶はどういった能力を持っているんだ?」

リカ「うーんとな……増殖と供物無しに別次元の人間を呼び寄せる。階層精製ダンジョンツクロウ……無限の魔力の付与と通常攻撃に対する無敵化、形状変化、概念破壊だ。」


能力が多過ぎっていうか死者蘇生だよね

っていうか戦争でも起こす気か?


カズト「あと、最後の3つの能力は具体的にどういう能力なんだ?」

リカ「うーんとな・・形状変化はアニメとか見たのもの武器に変化できるってわけ……あとあらゆる概念を破壊して作り直すにダンジョン作って鍛えろっていう能力だ。」

リカ「・・・なに?そのチート魔武器?」


マジでおまえ、優遇され過ぎじゃね?


リカ「うん。多分オレ、こっちの方での運を使い果たしたと思う。それについては気を付けないとダメだな」


カズト「いやいや。こんな所で大事な運を使い果たすなよ。あと、勝手に人の心を読むな。」



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