食事しながら
その後、リカは質問攻めにあいながら鑑定眼で屑かビッチかそうじゃないかを判別しながら、その持ち前の明るさで結局は他のクラスメイトとも仲良くなった。
その後の昼休み、教室・・・
リカ「なぁ。カズト。」
カズト「なんだ?リカ。」
リカ「今、思ったんだけど、このクラス・・・屑やビッチが全然いなかったんだけど・・・どういうこと?それになにあの勇者?」
昼休み、一緒に昼ご飯を食べながら、リカがそう尋ねてくる。
そう。あの後、リカは鑑定眼で判別しながら、クラスメイトと接していたのだが、結局僕達のクラスには屑やビッチが全くと言っていい程いなかったのだ。
カズト「勇者については決闘したら屑じゃなくなった。逆に紳士になったかもな」
リカ「なにそれ斬新」
カズト「別にいいじゃないか。ああいった連中がいないならいないで。」
結構過ごしやすいよ?
リカ「まぁ、そりゃそうだけど・・・」
俺の言葉に対し、リカはそう言いながら、微妙な顔をする。
「この子が今日、新しく来た編入生ね・・・」
そんなリカを、いつの間にか一緒に昼ご飯を食べていたヒナさんが興味深そうに見ながらそう言う。って・・・
カズト「いつの間にいたんですか?ヒナさん。」
「フフフ・・・君のいる所に私有りよ・・・」
さいですか。
リカ「?なぁ。カズト。この生徒会長さん似なのに、髪がピンクじゃなくて銀色の人は誰だ?オレ、今朝会ってないと思うんだけど・・・」
いつの間にか一緒にいたヒナさんを指差しながら、リカがそう尋ねてくる。
「会ったことなくて当然だ。ヒナさんは生徒会の副会長で先輩なんだから。」
「はじめまして。リカ・クロキバさん。私は生徒会副会長、ヒナ・ティタール。よろしくね。」
僕がそう軽く紹介した後、ヒナさんは笑顔でそう自己紹介する。
「おぅ♪オレはリカ・クロキバだ♪よろしくお願いします♪ヒナ先輩♪」
対するリカも鑑定でヒナさんがビッチではないと認識するや否や笑顔でそう挨拶した
リカ「ところで、ヒナ先輩とカズトはどんな関係?」ニヤニヤ
ヒナさんと互いに挨拶を終えた後、リカがなんかニヤニヤしながらそう尋ねる。
ヒナ「あぁ。私とカズト君は」
カズト「ただの先輩で友達だ。ただの。」
「むぅ・・・」
カズトからの問いに対し、ヒナさんが変なことを口走る前にそう答えておく。
なんかヒナさんが頬を膨らませているが、気にしない。
リカ「へぇ・・・お友達ねぇ・・・」ニヤニヤ
そして、リカはにやけるのを止めれ。
ヒナ「そう言うリカさんは」
リカ「あ。オレのことは普通にリカで良いですよ。ヒナ先輩の方が年上ですし。」
ヒナ「そう?じゃあ、リカとカズト君とイロハはどういう知り合いなのかしら?」
リカと俺とイロハの三人を交互に見ながら、ヒナさんはそうリカに尋ねた。それを説明し、納得された




