魔人将2
「貴様には魔力はないが旨そうな匂いがするな!」
闇の剣が現れ、刀と混じり会う。火花がちる。
カズト「なかなか」
「人間にしてはしぶといな……」
高速戦闘に入る。残像だけが残る戦闘でリカだけは状況を視認することができた。
カズト「魔人将ってあのオーガがいってた奴が」
「ほうやつを知っているのか最近顔を出さないと思っていたら貴様に倒されていたとはな」
影爪と呼ばれる影魔法で奴が攻撃をしてくる。カズトは椿を分裂させ二刀流でその攻撃を弾く。
「おかしな技を使うじゃねぇか人間……これならどうだ!!
影波動」
口を広げ魔力を高める。弾を形成し始め、それを放つ。カズトは椿をクロスさせ防ぐが威力が高すぎて巻き込まれてしまう。
「どうだぁ」
カズト「まだまだ」
瓦礫からカズトが現れる。無傷ではあるが汚れが目立っている。汚れを落とすと何事もなかったように刀を構える。意識を集中させ抜刀する。
カズト「神風二刀流剣術……神鼬 」
魔人将たる悪魔は反応できず胸に十字傷が付いて血が吹き出していた。悪魔は血を吐き何をされたのかわからないでいた。
「力がでねぇ……き、きさまぁ何をした!」
カズト「聖属性を付与したと言えばわかるか」
聖の炎の特徴は悪を打ち砕く光の飽和
悪の心を持つものを対象とする。これを受けたものは邪な心を浄化させる。
「まだまけてねぇてめぇらも道ずれだぁ!!魔性爆破」
悪魔が最後の力を振り絞り自爆しようとした。だがカズトは間に合った。空間の炎を用いて悪魔だけを切り取り別次元に飛ばし難を得た。




