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悪魔招来

「リカ。一応顔隠しにこれ使って。」


携帯とベルトを創造した後、俺はそう言って、それらをリカに手渡す。


「!こ、これは!?OK!!!」


俺が渡したそれらが何なのか、すぐに理解したリカはすぐさまベルトを装着し、携帯のボタンを押す。


294 ENTER


『STANDING BY』


そうしてその携帯を閉じて、天高く掲げ、


「変身!!」


そう叫びながら、閉じた携帯をベルトに装填する。


『COMPLETE』


その瞬間、リカの身体が光に包まれ、次の瞬間、リカはオリジナルのマスクドライダーさんに変身した。


「マスクドライダーきたーーーヾ(=^▽^=)ノ!!!」


因みに変身した当の本人はテンションが上がっている。


カズト「テンション上がるのはいいが……そろそろこの屑野郎のとこいくぞ。」


先程自ら外したベ◯ダーさんマスクを被り直しながら、俺はリカにそう言う。


リカ「あ。はーい。っていうかマスクドライダーとベ◯ダーさんってなかなかレアな組み合わせじゃね?www」


カズト「確かに……そうだな……ちょっと待て」


屑野郎の場所を確かめるために、目を閉じて集中する。世界眼マテリアルスフィアを発動させると、ここのちょうど真下に異様な魔力反応を感じた。



カズト「この下だ。」


嵐の炎の能力がついた椿で地面を切り裂き降りていく。


~ゲハ屋敷地下、儀式部屋~


ガヤガヤ・・・ガヤガヤ・・・


地下で密かに行われている悪魔召喚部屋に、多くの子供たちが達が鎖に繋がれていた。


「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!」



「もう少しだ……もう少しで我輩の念願の夢が叶う!!」


魔方陣の中に鎖に繋がれ横たわり、魔力を強制的に抽出させられているのに対し、屋敷のゲハは魔方陣の前でからそう声高に言う。


「もっともっと魔力を!!」


パチパチパチパチ・・・


魔力を奪われた子供たちは虚ろな目をしながら、呼吸が不規則にしながらたおれている。鎖に繋がれている残った子供たちは怯え苦しんでいた。


「あらら……駄目にしちまった……でもこれでさいごだ!じゃぁ次の奴は」


「貴様の命だ。」


「!?」


ゲハの言葉を遮りながら、突然黒い騎士甲冑に身を包み、黒いマスクを着けた者と黄色い双眼の仮面に、俺が見たことのない鎧?アーマー?スーツ?を着た騎士甲冑に身を包んだ男?が上を突き破りに現れた・・・


どーも。トリップっ子、リカと一緒に嵐の炎の能力を使って、儀式の会場に乱入することに成功したカズトだ。


乱入して早々、この場の状況を理解した俺は気にいらなかった。罪のない子供たちをこんな無惨にも魔力を全て取り出した野郎にはヘドが出るほど




(うわーこいつのことは合ってすぐだしわからないけどキレていること明白だ)



「き、貴様ら!!一体N」


「黙れ……屑野郎」


ガッ!!ドサッ!!


突然現れた俺達を見て狼狽えている屑野郎を、俺が速攻で背後を取って、殴り付け飛ばす。


カズト「それにしてもよくもまぁこんなに子供たちを集めたものだな」


「くっそ……」


リカ「ざっと見る限り、百はいるな。」


それにしても百は多いな・・・


カズト「あいつを絞めてくる」


リカ「了解~」


よし。リカに殺す許可を貰ったことだし。


さっそくやるか


ゾワッ!!


胸騒ぎがし、屑野郎を飛ばしたところを確認すると魔方陣に引きずりながら近づく。そして自身の血を垂らす。魔方陣がどす黒く煙があがる。


カズト「くそ……リカ!子供たちは任せた」


リカ「了解した」


煙が晴れるとそこには一体の巨体で闇の覆われた奴が立っていた。


「ほぅこんなちっぽけの魔力で魔人将たる我を呼び出すとは」



「!!貴様!あいつを殺してくれ!」


屑が悪魔に向かって命令を始めた。


「ふん。誰が貴様の命令を聞くか……失せろ劣等種族が」


そんな屑の胸に手を突き刺してそう言いながら強制的に魔力を取り出して食べた。


「ふむ不味いな……これでは足りんもっとだ……貴様のをよこせ!」


「ふん!……」


瞬間移動してきた悪魔が攻撃してきた。それを刀で防ぐと衝撃波が生まれた。


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