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迷い混んだ少女がやって来た

その後、皆で仲良く昼を食べ終えた俺達は普通に午後の授業を見ていたが、


(マスター。神から“念話”での通信が入ってます。)


ソラが“念話”でそう伝えてきた。

ソラを改造し、神からの通信手段を作った。


ん……あの神からの通信?何なんだ?いきなり・・・


(繋げてくれ。)


(了解しました。)


(おっはー♪カズト君♪元気してるぅ~~~?)


(元気だ。急に何だよ?クラウス。今、護衛中なんだけど・・・)


(あぁ~~~大丈夫すぐ終わる用事だから)


すぐ終わる用事かぁ


(で、用事って何だよ?)


(ん~とな。そっちに新しい子、送っちゃったから♪てへ♪)


・・・・・・・・・(゜Д゜)

(ちょっと待て!!クラウス!送っちゃったってどういうことだ!?)


(いやぁ、ごめんね♪儂、またちょっとミスをしちゃって♪そのまえに私はクラウスじゃねぇし)


ミスをしちゃって何だよ!?今度はテンプレなチート転生か!?


(うーん♪転生とはちと違うのぉ・・・間違えてそっちの世界にトリップさせちゃった♪テヘ☆ミ♪)


(テヘ☆ミ♪じゃねぇよ!!トリップってそれ、転生よりもヤバくね!?)


ようするにその子はクラウスに会って能力とかを貰うこともなく、いきなりこっちの世界に飛ばされたってことだろ!?


(まぁ、能力とかはそっちにトリップする際、自動で特典のようなものが付いていると思うから、心配ないと思うんじゃが・・・)


(じゃが、何だよ?)


(その子がトリップした座標、生け贄商の目の前。)


(最悪じゃねぇか!?)

本当に何してくれてんの!?この野郎!!


っていうかこのクラウスのせいでトリップしちゃった子、本当に散々じゃね!?


訳もわからないまま、異世界に来ちゃうわ、来て早々生け贄商に捕まって生け贄にされそうになってるわってそれ、踏んだり蹴ったりも良いところじゃね!?


(はぁ・・・で?とりあえず俺は今日中にでもそのトリップしちゃった子を生け贄から救出並びに保護をして、ついでにその召喚を潰せば良いのか?)


(醤油こと♪じゃあ、よろしくねぇ~あぁそうそうその召喚は子供たちの魔力を集めて悪魔を呼び寄せさせようとしている)


最後にクラウスは“念話”で真剣に話し出した。


(それは事実か?)



(そうだ……その召喚は周りを巻き込んで失敗することになっている。儂の力ではどうにもならん……止めてくれるか?)



・・・トリップっ子を救出して、召喚を潰した後、子供たちを救いだス

トリップっ子と一緒にクラウスを潰しに行くか・・・うん・・・

午後の授業が終え、イロハに


カズト「俺、これからちょっと出かけてくるから、留守番の方をお願いして良いか?」


イロハ「わかった。」


イロハにそう見送られながら、俺は転送札をそう言って渡し教室を後にした。


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