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成長

第2闘技場へ着くとフィールドに無数の藁人形が横たわっていた。イロハは疲弊しなからも全ての型を練習していた。イロハは俺に気づくと笑いながら倒れかける。それを俺が支えた。




カズト

「お疲れ……イロハまさか一週間も寝ずに練習してたのか?」


イロハ

「こうでもしないと」


カズト「身体を壊すだろ休め」


イロハ「……じゃあ試験を始めようよ」


カズトは悩んだが苦渋の決断をした。


カズト「わかった。……始めよう」


イロハの目付きが変わる。最初は一の型を見る。藁人形が出現すると身体強化し刀を軸に突っ切る。


そして……七ノ型までを見終わり、八ノ型を始める。藁人形が出現した瞬間に一瞬にして人形は斬り刻まれた。


カズト(まさか師範以上とは……しかも型がしっかりとしている。)

「終わりだな……教えることはもうない」


イロハ「まって……」


カズト「師から弟子へ型の伝承は1度きり……神風流剣術の教えだ……あまりにも危険なものな剣ゆえ気と才あるものが途絶えたとき世から消え去ることも仕方なしとされた滅びの剣だ。」


イロハ「でも間違いだったら」


カズト「だからそれを忘れるなあとは鍛練のみ」



イロハ「よか……た」


イロハは安心したのか倒れて寝てしまった。


カズト「お疲れ様……イロハ」


イロハを寮まで送っていった。

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