魔武器Ⅲ
イロハ「カズト……作ろうか」
カズト「あぁそうだな」
イロハ「じゃ、私から」
少し離れたところに移動し、orz 状態のマリアを背景にしながら、魔石に魔力を流し込む。
魔力を流し込まれるにつれて形が変わっていく。どうやらイロハの刀らし…い?ちょっと待って、刀にしては刀身がめちゃくちゃ細い上に長くない!?
柄の長さからして片手持ちだけど
形はワンハンドの柄に、楕円のような刀身。よく見ると、刀身に燕が刻まれている。
形が固定され、光が消えていく。すると光に覆われていた刀身が露になった。
カズト「それは童子切安恒」
イロハ「童子切?」
カズト「それは妖怪の鬼が自身の角で作ったとされている刀」
イロハ「そう……名前は『安恒』。能力は、鬼型の再現、属性付き。あと、身体強化
と覚醒」
カズト「……(まさかな)」
カズトはなにか胸騒ぎがしたか黙り混んだが、冷静に戻った。
イロハ「カズトもしたら?まだクロス君はあれだし」
カズト「そうだな」
早速魔石に炎を流し込む。
バチバチバチ!!
途端に電撃が魔石に走る。魔石を変化させていく。
流し込みながら思わず疑問に思った。本当にこれは武器なの?剣でもなく、銃でもなく、弓でも槍とかでもない




