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その瞬間俺の視界は真っ暗な闇に包まれた


カズト「む、視界を封じられたか……っと」


そう呟いたら後ろからごく僅かに殺気を感じたので後ろ回し蹴りを中段に放つ


「チッ!」



カズト「微かにでも殺気を漏らすようじゃまだまだだな。マイナス10点」


『……今殺気なんか感じました?』


『座禅でも組んでれば感じられたんじゃない?

僕には全く感じられなかったけどね』


「んん?」


アナウンスを聞いていると突如黒ローブの気配が全く感じられなくなった


カズト「へぇ、見事な隠行だ。これで五感はあてにならなくなったな。プラス30点」


俺でも察知出来なくなるとは中々鍛えてるな

それにしても手練かと思ったら未熟だったり、未熟だと思ったら手練だったり不思議な奴だな

まるで戦い方を知っていて実戦を知らないって感じだ


「なら、雪の炎【雪聖域スノウフィールド】」


俺は右中指に着けた待機状態のソラに魔力を流し、探知用の雪を降らせる。

てかぶっちゃけブラックアウトを解除すれば済むし、気配だってちょっと集中すればどんだけ上手く隠されてても探れるんだけどね。

それじゃせっかくの強い奴との戦闘が面白くなくなるからやらないけど

そうしないとハザマには勝てないだろう。


「そこ!」


俺は雪との接触反応があったところにピックを投げる


「ッ!」


すると短い呼吸の後にキンッ、とピックを弾いた音がした


カズト「今のは躱すべきだったな。相手の視界を封じてる時に物音を立てて相手にわざわざ居場所を教えるのは愚策。マイナス40点。

…さて、持ち点が0になっちまったな」


中々楽しめたし、この大会に出た甲斐もあったかな?


「持ち点0につき、これでゲームオーバーだ。


じゃあな、負の炎【夜王ノ誘イ】」


俺は闘技場一帯を闇で覆う。

すると、体を強張らせていた黒ローブが倒れた気配がした



「……ふぅ、流石に負の炎はやり過ぎたかな?」


黒ローブが倒れたからか俺の視界を封じていた暗闇が解除されたので、いきなりの日の光の眩しさに目を細めて嘆息し、そう漏らす

俺が放った負の炎、【夜王ノ誘イ(ヤオウノイザナイ)】という魔法で。

効果は、かかった対象を使用者が解除するまで永遠に深い眠りに落とす魔法である

勿論今回は直ぐに解除するぞ?

別に殺したいわけじゃないし、事情聴取もしないとだから





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