激しい戦闘
「「闇魔法【闇球】」」
先ずは小手調べにと闇の初級魔法を数発黒ローブに放つと、向こうも同じ考えだったのか同じ魔法を全く同時に放ってきた
バァン!
俺達が放ったダークボールは丁度俺達が立っている中間地点で接触し、膨張して破裂する
「水魔法【水剣】」
黒ローブは水の剣を出して俺に斬り掛かってくる
「火の炎【火剣】」
それに対し、俺も闇の剣を作り出して黒ローブを迎撃する
キキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキンッ!!
そして二人で超高速で斬り結ぶ
『はっ、速い!!両者ともあまりの速さで剣戟が一切目で追えません!!』
『目に身体強化を施してようやく腕がブレて見えるくらいだよ……』
「光魔法【光多槍】」
最後に黒ローブが振り下ろしてきた剣を下から跳ね上げて、体勢を崩したところで追撃しようと前に出たら黒ローブが突き出した左手から光の槍を大量に飛ばしてきた
「チッ!」
俺は足下を狙って放たれた槍を蹴り飛ばし、叩き折る
『強引!なんと強引な防御方法でしょう!』
やかましい!!
「引力魔法【流星群】」
黒ローブがそう唱えると空から大量に隕石が降り注いだ。
まじっすか黒ローブさん
「おっとっと」
俺はその隕石の軌道を見切り、手に持った黒い剣で弾いたり、避けで躱したりしていく
この魔法って一度発動すると使った人間が解除するまで延々と魔力を吸収しながら襲ってくるんだよなぁ……
さっきしこたまグレンとかクウリからテイクオーバーで魔力吸い取ってたし魔力切れは狙えないな
「そうと決まれば、【影喰】!」
逆に吸い取ればいいじゃん、と安直な考えに至り、レーザーを躱しながら発生源である球の一つに右手に生み出した黒い渦で触れる
「……うん、いけるな」
触れた瞬間球が一つ消え、俺の中に魔力が微かに入ってきたのを感じた
いけると判断して俺はアクロバティックな動きでレーザーを躱しながら一つ一つ消していく
当然黒ローブも斬り掛かってきたり魔法で妨害したりしてきたが、そんなもので止められる俺ではない