決着後に
カズト「回復はさせねぇよ。まあ流石に試合で使うにはちょっとアレだからしまうけど」
そう言って二本の剣を消す。
シン「で、この腕はどうするんだよ。
この年で隻腕とか嫌だぞ」
カズト「年齢に関係なく隻腕は嫌だと思うが……まあ、この試合が終わったら俺が直してやる。綺麗に斬ってあるから跡も残らんだろ」
まあ俺で無理だったらリカに頼むか
リカだったら大〇憑きでも再成でもいくらでも治しようはあるし
再成は痛みのフィードバックがキツいけど仕方ないだろう
カズト「そんなことはまぁ、どうでもいい。
さっさと終わらせようぜ。
もうこの章入ってから長いわ」
「だからメタな発言をだな……」
そう会話を交わしながら二人で魔力を練りはじめる
カズト「【全炎砲】!」
シン「混沌魔法『【混沌光線】』!!」
そして俺は24色のレーザーを、シンは先程のものより更に魔力を多く練り込んだ灰色の光線を放った
そして二本の光線はぶつかりあい、衝撃波を撒き散らす
あれ?なんかデジャヴ?
「I'm Winner」
まあ当然の如く俺が勝ちましたとも。
シンは俺の24属性混合の光線を受けて吹き飛び、壁に激突して気を失っている。
マリアがシンとシンの左腕(冷凍)を回収して医務室に消えて行ったのを見送り、俺もリカと控え室に戻った
カズト「で、帰らないの?アキ」
控え室に戻っても未だに帰ろうとしないアキにそう問い掛ける
家にシアがいるから早く帰った方がいいと思うんだがな……
アキ【シアなら今ジョットが相手をしてますから大丈夫ですよ。
ちょっと面白そうだったので残ることにしました】
そういや結婚してたな……
俺の頭の上に小さな狐の姿で乗っているアキがそう言う
さすがに巨大な狐の姿では控え室には入れないので小さくなってもらったらこんな姿になって、俺の頭の上に乗ってきたのだ
面白そうだからって……まあ別に個人の自由だし言ったりはしないが
『次は、総帝対銀炎、草姫による決勝戦です』
「お、遂にきましたか」
ついに決勝戦を告げるアナウンスが入った
「カズトだけでやるんだな~?」
【頑張ってくださいね】
「了解です」
さて、偽物君に本物の最強というものを見せてあげようジャマイカ