魔武器
~カズトside~
あー初戦闘疲れたな……まだまだ修行が足りないな。
主に精神的に疲れたカズトです……異世界に召喚されて早々に黒騎士と戦わされて…あのモンスターの気持ちが分かる気がする……
カズト「イロハ、次って何だ?」
イロハ「次は魔武器の作成。場所はさっきと同じ」
カズト「魔武器か…俺は持ってるから「ゴンッ」いっ!?」
いってぇ!?なんだよこれ!?何か頭に落ちてきたぞ!何気にめっちゃ痛いんですけど!?
思わず頭を手で抑えて座り込む。
イロハ「…これ、魔石だよ」
カズト「…魔石?あぁあれね」
イロハ「………、ま、魔石は鉱石の中でも魔力の質が最も良い物」
カズト「ふーん……」
イロハから魔石を受け取ると、紙がくっついていた。えぇと何々……
『ヤッホーカズト!遅れてごめん、創造神のエリです。只今、多忙に追われてて詳しいお話しは出来ませんが、今晩には貴殿の意識に行きますね。あ、あとその魔石は私からのプレゼントです。生徒たちに混ざって作ってみてね♪』
神様ぁ!?あれと一緒……えっ、思ってたよりも性格が一緒って……それにこんなプレゼントとか
そして魔武器製作の授業が始まった。
クロト「おーし、じゃあ授業始めるぞ。順番に魔石を取りに来い」
イロハ「じゃ、取ってくる。場所とりお願い」
カズト「承知した」
イロハが取りに行ってる間に場所を確保する。
それほど待つことなく戻ってきた。解析したところ、神様がくれたものよりも質は低い。まぁ神様がくれたのは100%という普通手に入らないものだから当然か。
リリィ「イーろーハー」
リリィが魔石を持って、一人の男子生徒と一緒にやってくる。あれは……たしかマリアン?
カズト「よぉマリアン」
クロス「あ?なんっつった貴様は!!
ってカズトじゃねぇか」
カズト「久しぶりだな一週間振りか?」
カズト「あれから一週間か……色々あったからもっと経ってると思ったわ……」
若干遠い目をするクロス君。
マリアとはよくアニメや小説の話で盛り上がっていたので、居なくなってからは少し寂しく思ってたりしてた。
イロハ「カズト……クロス君とも?」
カズト「うん、でもあの屑野郎と違ってマリアンは面白い一緒にいて楽しいし」
クロス「………そうだな」
リリィ「フィアンマ君……クロス君照れてるよ」
カズト「カズトでいい、リリィ」
リリィとも仲良くなったカズトであった。