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見せて貰おうか……その実力を

『次は、グレン選手と闇帝の試合です』


しばらくモブ+αの試合を見ているとネル先輩のアナウンスが俺の耳を揺さぶった


カズト「出たな」


リカ「そうだな……」


どんな奴が俺の名前を語ってんのかな?

俺は二人の人間が入場してきた闘技場に目を移した


『さてさて!遂にこの試合がやってまいりました!

今年の春、突然現れた謎の人物!

名前、年齢、容姿、戦闘スタイル全てが謎!

わかっているのは強いということだけ!

先日に起こった帝国との戦争でたった数人の仲間と共に一国の兵士達を退けるという偉業を成した最強の帝!総帝の試合だぁぁぁぁ!!』


『『『ウオォォォォ!!』』』


「うおっ!?」


ネル実況とともに巻き起こった歓声に若干ビビってしまった


リカ「で、どう思う?」


舞台の上に上がったグレンと俺達と同じような黒いローブを羽織り、フードで頭をすっぽり覆っている人物を見ながらリカに問い掛ける


カズト「そうだな……あれだと男性か女性かも分かんねぇし、実際に戦闘を見てみないことには何とも言えねぇよ」


確かに体型なんかは痩せ形だろうということ以外解らないし、身長も男にしては低く女にしては高いから判断に困るな


カズト「でも弱くはないと思う。まぁ……理由は曖昧なんだが……一挙一動に少なくない自信を感じるんだが……この期待の歓声の渦の中で緊張を外に出さないなんてなかなかできることでもない。」


リカ「緊張しないとは言わないんだな」


カズト「そうだな。緊張というものは一種の反射行動だ。抑えられこそすれ完璧に押し込めることはおそらく不可能だ。」


「カズトでもか?」


「それはもう。これでも一応元人間だからな。


あ、始るよ」


二人で話している間に審判の話が終わったのか舞台上の二人は距離をとり構えたので話を打ち切り試合に目を向けた




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