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帝対決Ⅲ

ふむ、たまにはチート能力に頼らずに戦ってみるか。

あんまりチートに頼ると勘が鈍りそうだ


『魔武器を取り出した三人に対して執行人も武器を取り出しました!

……あれは魔武器ではありませんね?』


『うん、あれは国軍の近衛隊に支給される剣だね。無銘だけど使いやすさには定評があるよ』


『しかし魔武器は使わないんでしょうか?

魔武器と普通の剣では能力云々の前に強度からして違うのでは?』


まあそうなんだけどね。やるなら徹底的にやろうと思って

えーと、炎を封印の炎にて一時的に全部封印して、身体能力を地球にいた頃まで落として、全能力を封印して…と


リカ「おいカズト?炎が無くなっちゃたけど~?」


俺から一切の炎圧を感じられなくなったからかリカが訝しげに聞いてくる


カズト「大丈夫だ。……ただこれから殆どの能力を封印して戦うので受けたら死ぬレベルの攻撃だけ防いでくれ」

リカ「了解だ」


よし、準備万端!

……にしてもチート能力を封印するとやけに体が重く感じるな、これは早く感覚を戻さないと

「行くぜ!」


まず最初に動いたのは炎帝。

巨大な斧に炎を灯し爆脚で突っ込んでくる


「残念、こっちには俺だ」


俺は右にステップを踏んで炎帝が振り下ろす戦斧をギリギリ躱す

しかし避けた先には雷帝が双剣を構えていた



「《神風流 流水の舞》」


俺は慌てずに雷帝が雷の身体強化をして超スピードで振るってくる双剣を右手に持つ軍刀で受け流し、雷帝の腕と体の間を音もなく擦り抜ける


「……は?」


雷帝が素っ頓狂な声を上げるがそれもそうだろう。

雷帝からしたら切った筈の俺が何時の間にか背後をとったように感じた筈だ

今のは俺の祖父が考案した体術、神風流の流水の舞という回避の為の技だ

この技は攻撃を放った本人すら感知できないほど絶妙な力で受け、いなし、死角から回避するという技

凄まじく神経を使う繊細な技なので正直やりたくない技の一つでもある


「何をしたか解りませんが、敵は二人だけではありませんよ」


風帝がシミターを横に振り抜いてくる


「《神風流 辻風》」



「うっ…!」


迫りくるシミターを流水で躱し、躱しざまの一瞬で数回風帝の胴を斬り付ける

今のは流水に数回の斬撃を追加したカウンター技だ


うーん、ちょっと浅かったかな?



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