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さぁ勉強やろうや

カズト「ただいま~……って何だこりゃ」

部屋に帰ると、リビングの隅に置いてある机に突っ伏して何かをぶつぶつ唱えているフレイとグレンが、その前に金髪で俺の分身が仁王立ちしていて、他のメンバーは全員大きな机を囲んで和気あいあいと食事をしていた


カズト「アキ、何この状況?」

アキ「あっ、マスター!おかえりなさい!」

カズト「ああ、ただいま。それであの暗雲を背負ってる二人と背後に阿修羅のスタンドを出してる一人に何があったんだ?」

入り口近くの椅子に座っていたアキに声をかけて明らかに別世界を作り出している三人について聞く


「ああ……あれはですね―――――――――」


アキの説明をまとめるとこうだ、

俺の分身が二人に勉強を教えていたが二人に集中力が無さすぎて難航→そこで一旦食事にして休憩しようとイロハが提案→その提案を聞いた二人が歓喜のあまりイロハに抱きつこうとする→分身激怒→イロハと二人でボコボコ+飯抜き+分身の説教←イマココ




カズト「なるほどなるほど……ちょっと殺ってくるわ」

ユウヤ「ストップストップ!何でまた暴〇公を出すの!?」

カズト「離せユウヤ!奴らを殺らねば怒りが治まらん!」

シン「いや!洒落にならねえから止めろ!【シャドー・プリズン】!」


カズト「甘いわシン!!俺を止めたくばこの3万倍の強度は持ってこい!」

「うわ!壊された!」

その後ユニに怒られたので止まりました

カズト「で、勉強はどこまで進んだんだ?」

シン「あ~ようやくフレイは薬学を40点とれるようになったとこで、他はまだ30点止まり。

グレンは未だに全教科20点代止まりってとこだな。

フレイはともかくグレンはとても間に合わないな」


「ふーん……」


シンから報告を受けて思考に意識を切り替える

こいつらはバカだけどミルファみたいに素直ではないからなぁ……単純なくせに無駄に勘は鋭いし


「仕方ない、フラス。ナイトメアコーヒーを2杯淹れてきてくれ」

フラス「了解~、ミルクはどうする~?」

カズト「ブラックでオーケーだ」

フラス「わかった~」

リカの使い魔であるフラスを勝手に召喚してコーヒーを持ってきてもらうよう頼んだ。


リカ「悪夢のコーヒーって何だよwwwっていうか俺の使い魔になにやってんのww」

イリヤ「確か一杯にカフェインが1000g濃縮されて入っているっていうコーヒーですよね?」

シン「あれ?カフェインの致死量って1012gじゃなかったっけ?」

マリア「コーヒーなのになんで悪夢(ナイトメア)?」

カズト「それはこのコーヒーを飲むと一週間は興奮状態で寝たくても寝られないんだが効果が切れたときに死んだように眠り、その時に必ず起きている間に起こったことが無限ループするという悪夢を見ることからついたそうだ」

リカ「何だその拷問www」


フラス「ふむ、淹れてきたよ~。分量はきっちり量ったから~大丈夫だと思うが~」


「ああ、サンキュ」



お盆に二つのコーヒーカップを乗せて戻ってきたフラスからコーヒーを受け取り、フレイとグレンの前に置く


「さぁ、おあがりよ」


グレン「待て待て待て待て!何だよこの色!ブラックを通り越して漆黒じゃねえか!!」


リカ「しかも湯気じゃなくてなんかどす黒い瘴気を放ってるしwww本当にコーヒーかよwww」


コーヒーを見た二人が必死の形相で詰め寄ってくる


リカ「しかもさっきフラスがきっちり分量を量ったって言ってたよな?wwwもし分量が違ったらどうなる?www」


カズト「ああ、このコーヒー、一杯に致死量ギリギリのカフェインが入ってるから分量を計算しないと本当に飲んだ人が死ぬんだよ。


ちなみに分量が少なかったらまだ多少効果が弱くなるだけだからまだいいが、多かったら………」


リカ「おいww目を逸らすなwww」


「大丈夫だ!フラスは強欲の悪魔だが医者だ!フラスを信じろ!俺も信じるから!」


「安心出来るか!」


「……仕方ない、おまえらに安心出来るいい言葉を教えよう」


二人が俺の言葉に耳を傾けてくる

そして俺は魔法の言葉を発した


カズト「今はギャグパートだ、ギャグキャラ共」

「凄く安心できた」

ギャグパートではギャグキャラは基本的に死なないし


カズト「というわけでグレン、覚悟を決めて逝け」


グレン「字が違うよな!?……しょうがない、男は度胸だ!いただきます!」


そう言ってグレンは一気にコーヒーを飲み干す

「………に」


リカ「に?www」


「にげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!水!水をくれ!」



顔を蒼白にしてグレンは口を押さえながらのた打ちまわる

そりゃ通常はミルクとかで何倍にも薄めるもんだからな。カルピスの原液を一気飲みしたようなもんだ。味は違うが


セーレ「どうぞ、水です【アクアボール】」


「ガボボボボ!!」


のた打ちまわるグレンに更に追討ちをかけるセーレ

グレンの顔を水の球体で覆い窒息させている

フレイ「あれを見ると飲みたく無くなるな(^_^;)」


カズト「つべこべ言わないでさっさと飲め」


「フレイくんの~ちょっといいとこ見てみたい~!ハイ!」


「「「「「一気!一気!一気!一気!」」」」」


シン達男子陣の声援?を受けてフレイは一気にコーヒーを呷る

「~~~~~~~~~!!!!!」


そしてこの世の終わりにでも遭遇したかのような表情になった


「にっげぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!何だよこれ!!本当に人間が飲むものか!?」

カズト「まあまあ、1日味覚が苦味以外感じられなくなるくらいの害しかないから」


グレン「見事に今がそうだよ!唾液が苦いわ!!」


カズト「ハハ、良薬口に苦しってな」


リカ「毒薬の間違いだろwww」


カズト「否定はしない」


俺も一回飲んだけど流石に泣いた。でも味覚は即現返で回復させたけどな

理由?イロハの料理の味を感じる為ですが?


グレン「でもこのコーヒー本当に効くのか?今は口の中が苦い以外なんともないんだけど」


グレンがそう聞いてくる


まあ特に変化が出てるわけじゃないしな


カズト「夜になれば解るさ。ほら、ここからは俺が見てやるからさっさと教科書広げろ」


フレイ「飯は?」


カズト「苦味を更に感じたいなら出してやるが?」


「「結構です」」


残念、シェリカ作の暗黒物質(目玉焼き)をご馳走してやりたかったんだが


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