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初戦闘Ⅳ

イロハside~


呆然としていた。あの黒騎士の闇球の雨をまともに食らって無傷で、それどころか針のような武装で倒すなんて……

あれを食らった黒騎士はその巨体を横たえた後、光の粒子になって消えた。行動不能となったため、召喚が解除されたのだ。

カズトはそれを見届けた後、丸狐に宣告する。



「さぁかかってきなよ」ガシャン

狐「………」ガクガク



あんな化け物じみた威力、食らいたくない。けど、見下していた相手に降参なんていう屈辱はしたくない、といった考えがぐるぐる回っているみたい。

このままだと、私は何もせずに終わりそうなので、カズトに近寄り、声を掛けた。



イロハ「カズト、アレは私がやる」

カズト「…?承知した」

イロハ「あれの相手は私がやるからカズトは見てて私の戦いを」

カズト「そこまでいうなら…」

そう言うとカズトは武装を解除し、イロハの後ろに下がった。



イロハ「………」


パサァ…


私はそっとブレザーの上着を投げ捨てる。深呼吸し体勢を整える。

使い魔が見てる前でみっともない姿はみせたくない……ロングハンドソードを形成して切っ先を狐に向ける。


イロハ「貴方は、私が倒す」

狐「…図に乗りやがって………この落ちこぼれ風情がぁぁああ!!!!」


狐が中級魔法の火槍ファイヤランスを乱射してくる。

【ファイヤランス】は魔法の中でも速度が速く、先制攻撃や弾幕に使われたりする。

そのため、普段なら回避に専念して止んだときに接近して斬るというのがスタイルなのだが……



イロハ「……見える」

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