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奇跡

アリエル「私は……私」

アリエルは頭を抱えた。アリエルのしてきたことはただの八つ当たりにしかないことを。

カズトは全ての思いを伝え、アリエルはさらに苦しみだした。

カズト「もういいだろ!皆苦しんだそしてお前もいま泣いているじゃないか!」


アリエル「そんなこと……小娘かぁ」


カズトは癒しの炎の空間を造りアリエルの手を取る。アリエルの中に沈んでいたイロハの意識が甦り涙を流した。


アリエル(イロハ)

「でも……両親もいない。友達もいない。この世界でどうすればいいの!私が死んでしまえば全て収まるよ」

カズト「そんなことない!イロハ死なんて選択簡単に選ばないでくれ……」

イロハ「だって私弱いもの……誰も失いたくない!」

カズト「弱くてもいい!皆弱いんだ。だから助け合って生きていくんだ!頼りあいお互いに必要だって言える。俺も皆やイロハが居たからこそここまで来れたんだ!」

イロハ「そんなことない!カズトは……強いもの。私が居なくたって」

カズト「そんなことない!俺はイロハと離れたくない!だから帰ってこいイロハ!」


その言葉でイロハがアリエルの支配を取り戻した。カズトはイロハを抱き締めた。

これにより世界中の鬼人が記憶の中に沈んでいった。外で戦っていたベルト支部長は終わりを確信し一息を付いた。フレイもフェルト姫らも戦闘が終わったことにより力が緩んだ。この戦いは数多くの死者を出してしまった。がリカのオプションワークス『甦涙よみがえり』を使い、死者を0にした。

がリリィに変装していた人物はいなかった。

そして生き返ったイリヤは驚きながらも戦いが終わったことに微笑んでいた。

横たわるニルスはアリエルが解放されたことに喜んでいた。何千年もの間、繋がれた鎖が途切れたことにより重りはもうなくなった。氷魔法で自信を氷付けにし砕け散った。これがニルスの思いやりでもあった。


そして皆……アルカディア王国に帰っていく。

アリエルの意識はイロハと共有し、鬼人化も可能となった。

アリエルの罪を背負うことをきめ前に進んでいく。


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