姉弟対決
リカ「イリヤの魔力が消えた」
フレイ「なんだと。助けに……」
カズト「行くな!」
フレイ「なぜだ!ダチなら助けにいくのが!?」
フレイが助けに行こうと走り出そうとした時カズトに停められた。それに対しフレイが次の言葉を言おうとしたとき詰まらせた。カズトは怒りを抑えて拳を握っていたからだ。
フレイ「すまん……」
マリア「イリヤなら大丈夫だ。」
フレイ「そうだな」
そして走り出した。門が見えて扉を潜るとそこは廃街だった。先ほどまで栄えていた街並みが朽ちていた。前には夜桜マスタークリス・ハイトがいた。前世の鬼人『リエラ』という。
「これが人間たちが攻めてきたあとの街だ。忘れてはならないやつらの行いを……」
フレイ「お前らは先に行け……ここはおれが食い止める!」
フレイは装備型オプションワークス『燃刃』を発動。リエラの動きを止めるために回りに炎の柱で拘束する。
カズト「すまん」
フレイ「これが終わったらなんかオゴレヨ」
リカ「死ぬなよ」
フレイ「おう!お前らもな」
カズトたちは門を潜っていった。フレイは門に炎の結界を張り柱を解除した。リエラは退屈そうに待っていたのだ。
リエラ「別れの挨拶はすんだのか」
フレイ「別れじゃねぇよさぁ燃えてきたぜ!姉だろうがここは俺の独壇場だぁ!」
拳を合わせリエラに向ける。リエラは笑いながら炎の翼を造り空へと上がる。
リエラ「炎魔法……業火の剣」
リエラは炎の剣を無数に造り、フレイに射出する。
フレイ「王殺奥義……炎王の拳翼」
無数の剣を拳で翼を造り回転しながら剣を弾いていく。
フレイ「かかってこいよ」
リエラ「この餓鬼がぁ」
二人は王殺奥義でぶつかり合う。