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14話 事後処理

時間をかけた今話のデータを、誤って消してしまいました。作成中の途中保存ができないのが辛いです。

「ギルドマスターはどんな人ですか?」


マリアさんの後を歩きながら気になったので聞いてみた。するとマリアさんは、


「お会いすれば分かると思いますが、一言で言えば男らしい方です。」


と答えた。男気があるってこと?マリアさんが部屋の前で立ち止まると、ドアをノックし、


「ヤマトさんとセシリアさんをお連れしました。」


と室内に向かって声をかけた。中から「入れ。」と聞こえた。この声、最近聞いた気がすると思いながら「失礼します。」と言って中に入った。中は応接室の様な向かい合わせのソファーとテーブルが中央にあり、そのソファーの1つに中年で髭もじゃのがっしりした体型の男性が座っていた。あれ?武器防具屋のおっちゃんが何でここに?と思っていると、


「お前今『何でここに武器防具屋のおっちゃんがいるんだ?』って思っただろう。最初に言っておくが、店にいるのは俺の双子の弟だぞ。まあ、ソファーに座ってくれ。マリアも同席を頼む。」


と言って僕たちにソファーを促した。セシリアは最初、僕の後ろに立っていたが隣に座ってもらった。


「わざわざ来てもらってすまなかったな。俺がここのギルドマスターのダイナムという。早速だが、お前たちが捕縛した盗賊の首領バルトスの件だが、どうやって捕まえたんだ?奴は、魔法等のスキルをいくつか持っていて、手強かったはずだ。」


バルトスって強かったみたいだ。スキルが少なくレベルが低いから弱いのかと思っていた。僕が思っていた以上にスキルを取得したり、レベルを上げるのは大変なのだろう。そうなると逆に、スキルをいくつか持っているセシリアが優秀なのかもしれない。僕がそんなことを考えていると、不意に誰かに覗かれたような雰囲気を感じた。これは、【鑑定】されたのか?まあ【隠蔽】Lv10があるから大丈夫だろう。僕は知らんぷりで、


「バルトスは戦って捕まえました。僕も少しはスキルを持っていますので。」


と暗に『これ以上、聞いてくれるなよ?』と匂わせておいた。ギルドマスターは、溜め息をつくと、


「まあ、お前たちがバルトスを門番に引き渡したのは確認しているからな。じゃあ次の話だ。冒険者の遺体は隣の建物で引き渡してくれ。若干の謝礼も出す。アイテムボックスが使えるんだろう?」


あまりアイテムボックスを持っている人はいないみたいだから、できれば隠しておきたかったが門番には知られているからな。


「はい、アイテムボックスの中に遺体を保管しています。あと、魔物の素材や魔石を売却したいんですが。」


僕が尋ねると、魔物の素材等の買取りも隣の建物で扱っていると教えてくれた。ギルドマスターは「行けば分かる。」と大雑把であったが。その大雑把なギルドマスターが、


「お前たちは冒険者登録をしたいんだったな。とりあえずDランクで登録しておくぞ。」


Dランクで登録と言われても、それで良いのか判断できないんだが。僕が首を傾げていると、マリアさんが説明してくれた。なんでもランクはFから始まりE、Dと上がっていき、最高がSらしい。Dランクというのは、Dランク魔石のオークを単独で倒せる実力を有するという認識で良いみたいだ。判断基準は強さだけではなく、依頼を達成する能力が求められるみたいだ。まあ冒険者は依頼を達成してなんぼだろうからな。ギルドマスターの一存で与えることができるのはDランクが限界らしい。


セシリアは「私は盗賊に勝てませんでしたが」と確認していたが、ギルドマスターは、


「お前たちは、パーティーを組むんだろう?なら、同じようなランクの方が何かと都合が良い。どうしても心配なら強くなれ。」


と男らしい、大雑把っぽい?ことを言っていた。僕は不満もないし、貰えるものは貰っておこう。僕たちが必要事項を紙に書き、一度マリアさんは退室するとカードを持ってきてくれた。手渡されたカードを見ると、僕の名前やランクが記載されていた。


「そのカードに血液を付着させると、本人登録が完了し以降は、ギルドを除いてその本人のみしかカードの記載事項を表示できません。カードの裏面には、討伐した魔物や盗賊が表示されます。」


とマリアさんから教えてもらった。このカード便利だな。っというか、盗賊も表示されるのか。僕とセシリアはお礼を言い、冒険者の遺体を引渡しに行くためギルドマスターの部屋を退室した。僕たちが部屋を出た後、部屋では次のやり取りが為されていた。


「で、どう思う?マリア。【鑑定】したんだろ?」


とマリアに問いかけ、


「はい、【鑑定】しましたが何も読み取れませんでした。名前すらも。少なくとも【隠蔽】Lv6以上であることは間違いありません。」


マリアの返答を聞き、


「お前が【鑑定】できねぇって初めてじゃねえか?」


と渋い顔をしていたが、


「【鑑定】を弾かれた時点で、【鑑定】されたことは分かっていたはずです。【空間魔法】や【隠蔽】、そしてバルトスを捕縛できるようなスキルは少なくとも取得しているでしょう。ただ奴隷の服装からも、奴隷を大切にするような者なら性格的には問題ないかもしれません。しばらくは様子見が良いのではないですか?」


とマリアがギルドマスターに申し向け「それが無難か。」と、また溜め息をつくことになった。


僕とセシリアは部屋を出た後、冒険者の遺体を引渡し若干の謝礼を貰い、魔物の素材等を売却した。昼を少し過ぎた時間帯で、依頼を受けるのは微妙だったので買い食いや店を回って散策することにした。中でも収穫は魔道具屋かな?それなりに高価ではあったが、見た目以上に物が入るマジックバッグを見つけた。僕のスキルを誤魔化すためにもいくつか欲しい。【スキルメニュー】を見ると【エンチャント】というスキルで、物にスキルを付与できるみたいだから、いつかは自分でも作りたいな!


街の散策を終え、夕方に宿で食事を済ませ、今日を振り替える。やりたいことを順次消化できたかな?明日から少しの間、魔物の討伐をメインにするか。スキルオーブや魔物がいるダンジョンが効率的ではあるんだろうけど、まずは基本を知り、足場を固めたい。


それでは、決して忘れていた訳ではない武器防具屋で手に入れた棍棒をアイテムボックスから出した。【鑑定】によると、


・武器にみあった魔力を通す。

・所有者の望む形態をとる。


だったよな?僕は棍棒を手に持つと、ありったけの魔力を通すイメージをし、さらに二本の日本刀をイメージした。決してダジャレじゃないよ?あと壊れない、どんどん強くなる刀とか最高だよな。僕がそのようなイメージをしていると、棍棒が輝き、光がおさまると黒色と白色の、二本の日本刀ができた。【鑑定】して確認したスキルは、二本とも、


【不壊】【自己修復】【成長】【切断】【魔法吸収】


だった。・・・もう、この刀があれば何でもてきる気がする。

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