第21話 異変の予兆・前編
さて、ついに町から外へ、一体どうなる?。
第21話 異変の予兆・前編
ロードリア森林近くの村に向けて、ハジスから出発した自分達は馬車で
街道を進んでいた。
「あー、暇ですねーアドラス君、魔物の群れとか街道先に居ないかなー」
とテイーは暇そうな表情で言った。
「縁起でもないので言わないでくださいテイー」
と自分はそんなテイーの言葉を注意した。まあー、暇なのは分かるが
そう言う発言はフラグになることがあるのでやめてもらいたい。
「あ、はは、この辺りで魔物の群れは流石に居ないと思いますよ、騎士
達が定期的に巡回しているので魔物の群れがあればすぐに掃討しますの
で」
とレグノは少し苦笑いをしつつ、騎士が巡回していることを自分達に教
えてくれる。
(真面目なんだな、それもそうか、きちんとした訓練と規定勉強をされ
た職業騎士、そこらの傭兵や衛兵とは違うか)
そして自分は心の中で帝国の騎士の職務態度の真面目さに感心する。
中世風の世界だけどやっぱり上が有能だと下も優秀になるんだな、
なっぱり・・・。
「ところでレグノさん今から向かう村は、どういったところなんですか?」
と自分はこれから向かう村について、レグノに聞いてみる。
「村についてですか?、そうですね普通の村と違って鍛冶屋とか雑貨屋と
かあと木材加工所とかありますね」
とレグノは普通の村にはないお店や施設などを言っていく。
「え!?、木材加工所まであるんですかその村!?」
「はい、そうなんですよ」
と自分は村に木材加工所があることに驚く、そしてレグノも自分の驚きよ
うに同意する。
「へー、村に木材加工所ねー、確かに珍しいね」
「はい、テイーさんの言う通りかなり珍しんですよ他の普通の村にはそう
言う加工施設どころかお店だって一つあれば良い方ですよ」
とテイーとレグノは加工施設やお店などが村にあることがどれだけ珍しい
か自分に教えてくれる。そんなに珍しいのか、なら気になるなその村。
「なるほど・・・そこまで珍しいのなら、興味があります、どう言う人が
率いているんですかその村」
と自分はどんな人が村を率いているのかレグノに聞く。
「あ、気になりますか、やっぱり・・・実はその村を率いている人は私の
・・・友人に当たる人の姉でして村に行ったときは良く村についてお話など
をしたりしています」
とレグノは友人と言うところで少し照れ臭さそうなりながらも答えた。
そして自分は『姉』と言う言葉に引っかかる。
「友人の姉?と言う事は女性の方ですか?その村を率いている方は?」
「はい、そうです村を率いている方は女性で自分より年上の方です」
と自分は女性なのかレグノに筆問し、レグノは『そうです』と答えた。
なるほどつまりレグノさんの友人はもしかして・・・。
「なるほど、女性の方なんですね、うん・・・と言う事はレグノさんの
友人は、もしかして好きな女性ですか?レグノさん」
と自分は友人の姉と言う言葉とレグノの反応から予想した事を言った。
それを聞いたレグノは驚きこちらへと顔を向ける。
「え!?、な何故!そうだと思ったのですかアドラスさん!?」
とレグノは驚いた表情まま自分に聞いてくる。
「はい、説明しますのでレグノさん、とりあえず余所見運転はいけません
ので前見てください」
と自分はレグノを落ち着かせつつ前を見るように言った。そしてレグノは
すぐに「す、すみません」と言って前を向き。
「では、アドラスさん何故友人が好きな人だと思ったのですか?」
とレグノは聞いてくる。そして自分はレグノに説明しだす。まあ気になる
よね。
「それはですねレグノさん態度と発音ですね、友人と言う前に一瞬悩んだ
ように見えました、多分好きな人の名前を言おうとして恥ずかしくなって
しまったのでしょう、なので『友人』と言うところでは照れ臭そうな感じ
で言っていました、そして話している時の雰囲気がまるで好きな人の姉は
凄い人なんですよ的なものを感じました、なのでこれらの予想から出たの
が先ほどの『レグノさんの友人は好きな女性ですか』の発言になるわけで
す」
と自分は説明終わるとレグノの表情を見る、それはまるで図星を言われた
様な表情だった。
「・・・アドラスさんの予想通りです、私の友人は好きな人です、お恥ず
かしいながら」
「いえいえ、年頃の男にはよくあることですよ、まあーとりあえずですが
この話はやめて別の話にしましょう」
と自分はこの話題を終わらせようとする、レグノはそんな自分に疑問を抱
き質問する。
「何故ですか?アドラスさん、まだ・・・そその友人の名前とか容姿とか
まだ言っていないのですが?」
とレグノは質問する。うん?もしかして気付いていない?。
「・・・あー気付いていなのですね、では失礼して・・・」
と自分はそう言ったあとレグノに向けて魔法を発動させる。
「≪第六位台・中位敵意感知≫」
さて、先ほどレグノにかけた魔法の効果は『自分自身に敵意を見せる者の
居場所を割り出す』と言うもので、何故レグノにかけたのかと言うと。
「こ、これは!!敵意ですか?しかも数は三体で反応からしてかなりの
大柄な魔物?ですかこれは!どどうしましょうかアドラスさん」
とレグノは怯えながら言う。そうだなここは。
「ではレグノさんは馬車に隠れていてください、その間に始末してきます」
「そうですか、では頑張ってください!」
とレグノはそう言ったあと馬車の荷台に移り隠れる、そして自分は。
「おい、起きてください、テイーさん念願の襲撃ですよ」
「え!、ついにキター頑張るよボク!!」
と自分はテイーを起こして戦闘準備を開始する、そしてテイー先ほど比べよ
うがないくらいテンションが上がっていた。
「とりあえず、馬車から一定距離離れますか、戦闘に巻き込まれても困りま
すし」
と言ってテイーと自分は魔物達が向かってくる方角に進んで離れたあと剣を
抜き構える、そして魔物達は徐々にこちらへと向かってきており、ついに姿
が見える所まで近づいてきた、そして自分は魔物達の姿を見た後一言こう言
った。
「・・・えーと、何だこの魔物?」
と自分は変な生き物を見たような表情で言ったのであった。アーメットを
被っているから表情見えないけど。
と言ったところでここまでです、一体相手の姿は。




