二章の前に今までのあらすじと登場人物紹介
トップページのあらすじとこれを読めば今までの話を読んでなくても、ある程度話は通じると思います。
これまでのあらすじ
地球から色々な道具を持って異世界にやってきたシオンと友人のトオル。
だが、辿り着いた先は魔王の城だった。
そこで出会ったのは、城のメイドのルーナ。彼女はシルキーという種族の魔族だった。
彼女は死んでしまった魔王の代わりにシオンとトオルに代わりにこの魔王城に住まないかと提案した。
行く場所もないシオンとトオルは、その提案を飲み、魔王城に住むことにした。
そこに地球から追いかけてきた友人のヒカリと姉のサクラ。
彼女達も一緒に魔王城で生活することになった。
シオンとトオルは魔法の修行をして強く、ヒカリとサクラは日本の技術や種を使って魔王城を豊かに、それなりに苦労しながらも楽しく過ごすのであった。
そしてこちらに来てから半年後。魔王城の隣にある赤の国が不穏な空気を出していた。
専門用語紹介
シクトリーナ城:シオン達がいる元魔王城。シオンが主要人物達の名前から一文字ずつ取って名付けた。城の中は侵入者用のフロアと居住者用のフロアに分かれている。周囲は森で囲まれており、城と森の入口までを半径にした範囲が旧魔王の領土であった。今もその周りには結界が引いてあり侵入者がいればすぐに分かるようになっている。
元魔王が転移魔法の使い手であったため、城の中には転移の罠が仕掛けられている。
フィーアス村:城の中から転移で行ける村。魔族の女性しか住んでいない。ここで地球から持ってきた種を使い農業を行っている。
アインス砂漠、ツヴァイス平原、ドライ海峡:城の侵入者エリアから転移の罠で飛ばされる場所。
カラーズ:異世界の名前。昔からたまに地球と繋がっているため地球の伝承の元になったと考えられている。
魔法:カラーズでは色をイメージした魔法が使える。基本は赤、青、黄、緑、金、白、黒の七色。それ以外にも存在する。
魔石:魔物や魔族から取れる石。エネルギーにしたり魔力石に加工したりする。また換金も出来る。
魔力石:魔石を加工したもの。色々な魔道具の作成に使用可能。
魔力結晶:魔力石を加工した魔道具。それぞれの色の基本魔法が使える。誰でも補充可能。火をおこしたり水を出したり生活に役立てる。
魔法結晶:魔力石を加工した魔道具。登録した本人の魔法が一種類のみ使える。本人のみ補充可能。他人に自分の魔法を使わせたい場合に使用。
異邦人:地球からカラーズに転移した異世界人のこと。
赤の国:シクトリーナの隣の国。人間の国。こちらに攻めてくるような動きが見受けられる。
登場人物紹介
シオン:主人公。属性:紫。毒魔法の使い手。毒=人体に影響のある物とイメージすることによって、即死毒やマヒ毒や麻酔から自白剤のような悪影響を及ぼすものから、他人の魔力を無効化、自身の力を増強させるドーピングまで使える。
トオル:シオンと一緒に地球から来た男。属性:透明。対象を透明にしたり、転移魔法を使うことが出来る。幅広い知識と頭の良さでシオンを助けるが、本人はいつもマイペースのためどこか掴めない。
サクラ:シオンの姉。属性:ピンク。対象にデバフや誘惑、洗脳したり、魔物をテイムすることが出来る。実質的には四人のリーダー的存在。
ヒカリ:シオンの高校からの友人。属性:橙。ケガや体力を回復させたり、植物・動物の成長を促進させる。戦闘には参加せず、裏で皆を支える。
ルーナ:シクトリーナ城のメイド長。魔族:シルキー族。属性:銀。銀製品を生み出し自由に動かすことが出来る。シオン達がカラーズに来て初めて出会った人物であり、四人が最も信用している人物。
スーラ:城に住んでいたスライム。シオンの毒魔法の実験のために連れてきたが、そのままシオンの相棒として定着。いつもシオンの肩にいる。
シャルティエ:第二メイド隊に所属しているシオン達の補佐係。魔族:シルキー族。属性:青。
アレーナ:メイド料理隊に所属。魔族:シルキー族。番外編でのみ登場予定、本編には名前しか登場しない。
ソータ・アイリス・クミン:カラーズで魔王を倒して地球に行った。シオン達をカラーズへ送った。
スミレ:本名:九折菫。元シオンの恋人でカラーズに飛ばされてきた。今はツクモスミレと名前を変えてエルフの村で長をしている。
シエラ:シクトリーナ城の元魔王。種族:デュラハン。【虚空】のシエラの異名を持つ。が、人間からは【首なし】の蔑称で言われることが多い、ソータ達に倒された。当時カラーズ唯一の転移魔法の使い手。そのため人間・魔族の両方から狙われることも多い。男が大の苦手で男に蔑まれた女魔族を保護していた。




