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詩*夜空へ*

星レター

作者: a i o

遠い星届かない星焦がれる星

いつかつめたく果てていく星

ただその事実が

うつくしい星


こちら地球の

とある国の

とある街で

驚くことに

わたしは生まれて

こうしてあなたを

見上げたりなどしています


時によって曇り

場所によって雨

今日なんかは

随分つよい風で

たまたまここで生きてるわたしは

そんなものの匂いを

不思議と感じたりしています


そちらは暑いでしょうか

灼けるほどでしょうか

そちらは寒いでしょうか

凍えるほどでしょうか

賑やかですか

それとも静か?

時にさみしい、なんて

呟くものはいたりしますか


流された雲があなたを隠し

わたしは今

それを少しさみしく感じています


暗闇はどんな濃さですか

眩しい光が射していますか

ぐつぐつ煮えたり

嵐ばかり起こったり

なんてことはありませんか


今夜は空が唸っています

窓の外では猫が鳴いています

考えても仕方のないことを

四六時中悩んだ日には

わたしも唸ったり

泣いたりしています


こちらから見えるあなたは

大変うつくしいと思います

あなたは

この星が見えますか

わたしは

窓から手を振っています


ながれ星は見えますか

願い事はなんですか

わたしは

いつも間に合いません


遠い星届かない星焦がれる星

いつかつめたく果てていく星


はじめましてと合図を送れば

届く頃にはさようなら

わたしはそんな事実が好きです





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