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橙石の月、5日

冬の準備って、色々ありますよね。

今日は休み。

この間の報告書作成の為に、まとめの続きを書くつもりだったけど、北の方から帰ってきた冒険者さんが雪が降っていたという話をしていたので冬服の準備をした。

寮に住んでいるから比較的物は少なくるようにしているけど、長く住めばどうしても色々と買って放置している物が出てくる。

そういったモノの整理をやっている時だった。


いきなり剣士さんがやってきて、昼飯をおごってやると誘われたのだ。

今考えると断ればよかったのに、俺はタダ飯につられてほいほいとついていったのだ。

ギルドの近くにあるちょっと高めの飯屋で遠慮しつつ昼飯をいただく。この後の事を考えるともっと高いやつにしておけばよかったのにと悔やまずにはいられない。


そして、飯を食い終わって、ちょっとギルドに用事があるからついてきてくれと言われてついていく。

受付を抜け、奥の部屋へ。ここで怪しいと思って帰ればよかったのに、さらに奥へと進む剣士さん。

そして、ギルドの裏手。訓練場に着くとどこかで見たことある冒険者がのびていた。

剣士さんは近寄っていくと、蹴りを入れて起こす。

うめき声をあげながら起きた冒険者さんは、俺を見て指をさす。が、剣士さんにさらに蹴飛ばされる。

そうして、剣士さんは俺と転がっている冒険者に組み手をしろと命令した。


提案とか、お願いじゃなくて、命令だった。

この間の動きが気になったようで、せっかくだから鍛えてやるという事らしい。

俺は今は冒険者じゃないし……と言って逃げようとしたけど、無理だった。


そして数時間、組手をしたり、訓練という名の暴力にさらされてへとへとになって、さっき帰ってきた。

部屋の片づけは終わっていたからいいけど、報告書まとめる気力が出ないから、また次の休みにする。


今日は、本当に疲れた……。

読んでいただき、ありがとうございます。

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