表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/22

橙石の月、21日

年末の足音が聞こえてきました。

今日はいつものギルドで仕事。

傷薬作成依頼が2件入っていたから、まずそれから取り掛かった。

昨日思っていた通り、俺も今日から町の近くにモンスターが現れたら討伐しに行くようギルド長から頼まれた。

モンスターをのさばらせて町がつぶれては元も子もないから、もちろんと頷いた。


いつもより急いで仕事をして、早めに傷薬を完成させた。

少し休んでから、町の外を見回ることに。


いつも薬草の採取に来ている草原のそばをうろうろしていると、どこからかゴブリンたちが現れた。

これが年末におこるモンスターの活性化の特徴の一つで、本来モンスターはどこかのダンジョンから現れるはずが、この時期になると何もないはずのところからモンスターがいきなり現れ、町を襲い始めるのだ。

部屋から持ってきていたメイスでゴブリンの頭を狙って殴る。そして、殺す。


10匹ほど殺して、ゴブリンが出なくなったのを確認して、一度ギルドに報告に戻る。

活性化のもう一つの特徴として、一度モンスターが出てきたポイントは一定時間経つと再度モンスターが出てくるから、場所を報告してギルドで情報をまとめてもらい、町にモンスターが出てこないように冒険者さんを配置してもらうのだ。


先ほどの草原に戻り、モンスターがどれくらいの時間で出てくるの調べる為に待つ。

そして、日が暮れるまで待ったけどモンスターは出てくる気配がなかったから、またギルドに戻って夜担当の冒険者さんと変わってもらう。

どれくらいの感覚か分かれば、調整することもできるんだけど分かるまでは監視してもらわないといけないから。


今のところ、町の近くのポイントは昨日の剣士さんと会ったところと、他三つ。

今日俺が見つけたところで、五つ目。

どれも大体12時間くらいの周期みたいで、昼間に倒せば夜は大丈夫らしい。


俺が見つけたポイントも同じくらいだといいんだけど……


明日は休み。でも、いつでもギルドの呼び出しには対応できるように、部屋でのんびりしていよう。

読んでいただき、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ