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1話

昔々。


この世界は、たくさんの星々で溢れていました。


しかし、その星の輝を狙い、邪悪な存在…


「邪星」


が生まれました。


邪星から人々を守っていたのは


「星繋師」


と呼ばれる人々でした。


星繋師達は、その名の通り


輝く星々を繋ぎ、


その力で邪星を打ち払ってきました。


そして、十人の一際優れた星繋師達が


十柱の星繋を作り、日本を守ってきたのです。


ーーーーー


「お母様、このお話は本当なのですか?」

「ええ、本当ですとも。貴方も旦那様のお力を受け継いでいますから、いつか、立派な星繋師になりますよ」

「!では、お母様を守るために精進いたします!」

「ええ、頑張ってください。応援していますよ、詩織」


ーーーーー


「ちょっと、詩織!」

ああ、振り返りたくない。

返事をしたくない。

でも無視をしたらどうなるか……

後で泣きつかれるに百票。

「はい、香織お嬢様」

私を憎たらしそうに睨んでいる(ふりをしている)のは、異母妹である香織。

「今日は、婚約者様とのお見合いがあるのよ。蝶々の縮緬の着物を指して頂戴」

そのお着物は昨日香織がチキンナゲットをこぼしたので汚れてますよ!

「申し訳ございません。そのお着物は昨日着られましたし、婚約者様も新しいお着物のお嬢様が見たいのではないかと存じます」

香織は、ぱぁっと目を輝かせ、

「えぇ、そうしましょう!さすがお姉様だわ!」

と小さく耳元で言ってくれた。

そう。

異母姉妹、と聞けば最初は不仲だと思うかもしれないが、私達はとても仲が良い。

しかし、表立っては不仲の()()をしている。

なぜかって?

義母であり、香織の実母である奥様は、私を毛嫌いしているからだ。

我が家、水宮家は代々有名な星繋師を排出している名のある名家・水戸家の分家の家で最も身分が高い家だ。

水宮家全夫人…今は亡き私の実母。

旦那様…つまり、私の実父は、元々奥様と恋仲であったそう。

しかし、私のお母様が現れたことで、旦那様と奥様は引き離され、旦那様は無理矢理お母様との婚姻を本家より命じられたそう。

しかし、旦那様とお母様は政略結婚の中に愛を見つけ、幸せな日々を過ごしていた。

しかし、元々体の弱かったお母様は、私の出産で体調が安定しなくなり、ついには亡くなってしまった。

そこで旦那様は、恋仲であった奥様とその娘である香織を屋敷につれてきて、私を使用人扱いしている。

でも、賄いはちゃんと貰えるし、給料も安定している。

あとは、受け取り拒否したのに香織が

『お掃除とかしてもらってるので、受け取ってください!寧ろ受け取りなさい!妹命令です!』

なんて必死に言うので、驚いてしまった。

頂いたお金は、貯金している。

話がそれたが、奥様は恋人と引き離した御本人であるお母様を毛嫌い、そして忘れ形見である私をも毛嫌いしているというわけが•••

「お姉様!それよりも、大切なお話がございますのよ!お父さまがお呼びです」

嘘でしょう…すっかり考え込んでしまっていた…

「香織…」

香織が、「あ、しまった」とでも言いたげな顔をしている。

随分青ざめていらっしゃいますわね。うふふ、体調がお悪いのでしょうか(←嫌味

「そういうことは、早めに言いなさぁぁぁい!」

しばらく追いかけっこをしていた私達だが、ふと

「あ、旦那様と奥様をおまたせしている•••」と気がついた。

これまた私達はダッシュで旦那様と奥様がお待ちになっている六畳の畳のお部屋に向かった。


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