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俺を犯した君の話  作者: 七賀ごふん
32+1

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5/13

#5



何だあれ。


周りの生徒達は突っ立っているだけで、苦笑している者もいる。

これは……イジメか?

そう思ったらいてもたってもいられず、教室に入って黒板消しをとった。そして、大きな文字を背伸びして消していった。

「あ……っ」

何とか全部消すと、彼は強ばった表情で頭を下げた。


「あの、ありがとう……」

「いいんだよ。それより、誰がこんなこと書いたんだろうな? 幼稚すぎだろ、小学生かよ」


怒りの方が勝る。少年は気まずそうにもう一度頭を下げると、そそくさと出て行ってしまった。

周りはヒソヒソと、こっちを見て話してる。それにもムカついて、声を張り上げて言ってやった。

「こんなでっかい文字書くのも大変だし、絶対時間かかるよな。誰が書いたのか、一人ぐらい見てるだろ? 見物してたんなら教えてくれよ」

こんだけ野次馬がいるんだから。怒気を込めてそういったものの、やはり静まり返って誰も答えない。時間と共に散り散りに去っていく。


「み、三尋。ちょっと、こっちこっち」

「お~、なづな」


人混みの中からなづなが現れ、俺の腕を掴むと廊下へ引っ張り出した。

「なづな、ちょっと聞いてくれよ。今さ、あの教室の黒板にひどい落書きが書かれてて」

「分かってる分かってる、それで来たんだよ。そしたら三尋が注目されてるからびっくりしてさ。ダメだよ、こんな事に関わっちゃ!」

意外なことに、なづなは鬼気迫る様子で叱りつけてきた。

「誰が何の目的でやってるのか分からないんだよ? 下手したら、三尋が的になっちゃうよ!」

「的? イジメの?」

「イジメ……はイジメだけど、もっと最低なやつだよ。度が過ぎてんだけど、その……ターゲットになった人をね、一日誰でも強姦するってゲームがあるんだ」

彼の言葉は意味は理解できても、納得のできるものではなかった。

そういえば、さっきの黒板には「犯す」と書かれていた。男相手に。


「まぁでも……そのうち嫌でも耳にするか。驚かないで聴いてほしいんだけど、ここでは今生贄ゲームってのがあるんだ」

「なんだそれ」


タチ悪い18禁みたいなタイトル。かなり突っ込みたかったけど、ここはグッと堪えて彼の話に耳を傾けた。




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