表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺を犯した君の話  作者: 七賀ごふん
除け者

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/44

#6



一人の生徒が言った言葉に、三尋は首を傾げた。


入りたい、ってどういう意味だろう。普通にトイレに入って用は足したいけど、個室は空いてるし。

しかし彼の言ってる意味はそんなものじゃないとすぐに気付いた。二人はキスをやめると三尋に近付き、無理やり壁に押し付ける。


「このトイレは放課後、皆のハッテン場だよ。知らないで入って来たわけじゃないよね」

「ハッ……!?」


それって、まさか男同士でヤる為の場所か……前になづながそんなことを言ってた。

「いやいや、知らないで入りました! すみません、俺転校生なんで!」

「あ、そうなの。でもいいじゃん、君かなり顔いいし。ちょっと遊んでってよ」

「はい!?」

驚くことに一人は三尋のシャツのボタンを外し、もう一人は股間をダイレクトに触ってきた。

「おい! ふざけんな、やめろよ!」

怒りと羞恥で声を荒らげる。しかし口を手で塞がれ、両手もやはり押さえつけられた。

抵抗できない。その焦りと恐怖に身震いする。

「そんな怖がんないでよ。あの生贄ゲームとかと違って、俺らはただ気持ちよくしてあげるだけだから」

「そーそー、無理やりっつってもあんな輪姦とは違うからね」

彼らは好き勝手言い、三尋のベルトに手をかける。蹴り飛ばしてやろうと考えたが、その脚も押さえられてしまった。

「んん……っ!」

ベルトを外される。本当にまずい。


誰か───!

心の中で助けを呼んだ。直後、何かの衝撃音が響く。


「な、何?」


二人は驚いて手を止めた。三尋も分からなくて顔を上げる。すると、一人の生徒が壁に手をついていた。

見覚えがある。確か以前、校門のところで目が合った眼鏡の少年だ。

彼はこちらへ早足で来ると、三尋に手を出している少年の襟を掴んで床に押し倒した。

「いって! てめぇ、何すんだよっ」

「こっちのセリフなんだけど。何してんだよ、お前ら」

少年は抑揚のない声で、三尋を庇うように前に立った。


「どう考えても無理やり。……あれを全クラスに見せたら、皆お前らがゲームの首謀者だと思い込むだろうな。そしたら全クラスからレイプされるぞ」

「はあ!? ち、ちげーよ! 俺らはアレと何も関係ねえって! おい、行こうぜ」

「あぁ! 俺らはマジで関係ないからな!」


二人は一目散に逃げていった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ