侍女に私のステマを頼んだら、とんでもないことになりました
「ふぅ……今日もダメだったわ」
伯爵家の令嬢レネッサ・ダーネスの社交ははかどっていなかった。
結婚相手を探すため、家を栄えさせるため、社交界にデビューしておよそ半年――成果らしい成果はない。
レネッサは優雅に波打つ金髪と紅い瞳を携え、青いドレスを好む美しい令嬢なのだが、貴族の社会ではある種の“ずる賢さ”も要求される。
他人より目立ち、自分を大きく見せ、時には誰かの足を引っぱるぐらいのことが必要となる。
貴族令嬢としてはまっすぐな性格で、他人を出し抜く発想があまりないレネッサが、結果を出せないのは当然といえば当然だった。
そんな彼女を、同い年の侍女ティエナが励ます。栗色の髪を三つ編みにした、素朴な可愛らしさを持つ少女である。
「お嬢様、あまり落ち込まないで下さい。今にきっとお嬢様とピッタリな殿方が現れますよ!」
「ありがとう、ティエナ……」
しかし、レネッサの顔が心から晴れることはなかった。
レネッサはある時、華やかに社交をこなしている令嬢とこんな会話をする。
「今日もたくさんの男たちから言い寄られてしまったわ」
「すごいわね……」
「レネッサ、あなたのやり方じゃ一生いい男となんか出会えないわよ」
「どういうこと?」
「私はね、“ステマ”をやっているの」
「ステマ?」
「“ステルスマーケティング”の略。例えばある肉屋が、知り合いに『あの肉屋の肉は質がいい』なんて噂を流させて売上を伸ばすような手法のことよ」
手法は理解したが、それをどう社交に応用するのかがレネッサにはピンときていない。
「つまりね、私の従者や知り合いに頼んで、私のいい噂をばら撒かせるのよ。あの子はすごい、あの子は素晴らしいってね。そうすれば、夜会では男たちの方から私に寄ってくるってわけ」
「……!」
自分で自分を直接売り込むのではなく――いい評判を世間に潜ませる。
レネッサは「なるほど」と思いつつも、その方法に嫌悪も覚える。
「でもそんなやり方……まるで相手を騙すようで……」
「バカねえ。そんなこと言ってたら、いつまでたっても独り身のまま。あと数年もすれば行き遅れ呼ばわりよ。そうなったら女はオシマイ。社交の世界にフェアプレーなんてありゃしないのよ。どんな手を使ってもいい男をゲットした者が正義なのよ」
レネッサは何も言い返せない。
相手の令嬢は高笑いしつつ、颯爽と去っていった。
「ステマ……か」
***
ダーネス家の邸宅で、レネッサはティエナに相談を持ち掛けた。
「……ステマですか?」
「ええ、ステマよ」
レネッサはティエナに“ステルスマーケティング”の相談をする。
「これをティエナにお願いしたいのよ」
だが、ティエナは顔をしかめる。
「私はそんなことをせずとも、お嬢様は素敵な人だと思っています!」
レネッサはうつむく。
「ありがとう……嬉しいわ。だけど、やっぱりそれだけじゃダメなの。社交界でいい相手を見つけるには、裏技のようなこともしないといけないのよ」
「お嬢様……」
ティエナはそんなレネッサの姿に心を打たれる。
「分かりました! 私、全力でお嬢様のステマをいたします!」
「ありがとう……」
レネッサは安堵したように目を細める。
「私とお嬢様、二人でいい相手を見つけましょう!」
「ええ、そうしましょう!」
レネッサはティエナの手を握り締めつつ考える。
(今度、王宮で王子様までやってくるという大きな夜会がある……。その時が勝負! お願いね、ティエナ……)
***
夜会当日――
レネッサはティエナとともに邸宅を発つ。
貴族令嬢であるレネッサは青いドレスを華麗に身にまとい、侍女であるティエナも令嬢付きの従者として白いドレスに着飾っている。
馬車に揺られて、会場に向かう。
「こんなの着られるなんて夢みたいです!」
「ふふっ、よく似合ってるわよ」
このように最初のうちははしゃいでいたティエナだったが――
「あ……う……」
「どうしたの、ティエナ?」
「い、いえ……なんでも……」
会場に着くと、緊張のあまり、会話もおぼつかなくなっている。
無理もない。会場となる王宮はまるで地上の楽園のような豪奢さで、周囲には煌めくような貴族が大勢いる。
一介の侍女では、その雰囲気に呑まれてしまうのは当然だった。
これではとてもレネッサのいい噂を広めるどころではない。
呼吸も荒く、立っているだけで精一杯という様相だ。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
そんなティエナを見て、レネッサも反省する。
(可哀想なことをしてしまった……。私がうかつだったわ。せめて、最初は小さな夜会に連れていくとか、もっと工夫をすべきだった)
そして――
「ティエナ、今日は私とおしゃべりしましょう」
「え、ですが……ステマを……」
「それはもういいの。私もこの通り緊張しちゃって、ティエナとずっと喋っていたいわ」
レネッサはオレンジジュースの入ったグラスを手に取り、指先を震えさせる。
それが演技なことぐらい、ティエナにもお見通しだった。
(お嬢様……申し訳ありません……!)
ティエナもまた自分を恥じた。
そして、これが思わぬ事件を引き起こしてしまうこととなる。
***
夜会が進み、いよいよメインイベントが訪れる。
屈強な二人の護衛を従え、王国の第一王子クリフ・リヴァレウスが登場する。
ふわりとした金髪、切れ長の碧眼を持ち、白い礼服を着こなす、王子としての風格を存分に発揮する青年である。
今日ここに来た令嬢たちはみんな彼を見にきたといってもいい。
レネッサもその風貌に思わず見とれる。
「すごいわね。あんな人と綺麗なお庭を散歩してみたいものだわ」
「はい……」
ティエナもうなずく。その目にはすでにある決心が固まっていた。
クリフは会場内を歩き回る。そのたびに女性からは感嘆の声が上がる。
男性陣にも「クリフ王子には敵わない。今日の主役は譲ろう」というムードが漂っている。
そして、レネッサのいるエリアにやってくる。
――その時だった。
「お嬢様……私、行ってきます!」
「へ?」
レネッサが止める暇もなく、ティエナはクリフの前に歩み寄った。
クリフと護衛二人が止まる。
「私、ダーネス家に仕える侍女のティエナと申します!」
上ずった声で自己紹介する。
レネッサは驚いてしまう。
(王子様にダイレクトアタック!?)
ティエナは続ける。
「これより私が敬愛するレネッサお嬢様のステマをさせて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」
護衛が動こうとするのを、クリフが制する。
「面白いね。聞かせてもらおうか」
興味を抱いたのか、クリフが笑顔になり、許可を出す。
「ありがとうございます。ではステマを始めます!」
レネッサは心の中でツッコむ。
(全然ステルスになってないわ、ティエナ!)
ティエナは大きな声で彼女流の“ステマ”を開始した。
「まずですね、私は奉公に来てまもない時、お嬢様が愛用していたお皿を割ってしまったことがあるんです。せっかく雇ってもらえたのに、いきなり大失敗をして、申し訳なさと情けなさであの時は本当に落ち込みました。クビは当然として、本当に首を斬って欲しいぐらいの気持ちになりました」
当時を思い返すティエナ。
「それなのにお嬢様はこうおっしゃってくれたんです。『お皿を使っていれば割れることだって当然あるわ。このことをきっかけにあなたが侍女として成長を遂げたら、きっとお皿にとっても本望よ。だから、これからもよろしくね』と。あの時は……本当にお嬢様の優しさに救われました……」
クリフは黙って聞いている。
レネッサはというと――
(ティエナったらまだあの時のことを……。だけど、そこまで大したエピソードでもないし、こんなところで披露するものでもないわ、ティエナ!)
と内心で恥ずかしがっていた。
「他にも、私が魚料理を焦がしてしまったこともありました。こんなのお嬢様にお出しできないと廃棄しようとすると、お嬢様は『あら、私焦げたのも好きなのよ』と綺麗に食べて下さったんです。しかも『美味しかったわ』と感想まで……」
レネッサは――
(そんなエピソード、私が食い意地が張っている子みたいになってしまうわ!)
「私は田舎育ちでしたので、ダーネス家のお庭で幼い頃を思い出して、走り回っていたことがあるんです。そうしたら、それをお嬢様に見られてしまって……怒られてしまうと思ったら、『かけっこしましょう』と誘って下さって……。あ、お嬢様ってものすごく足が速いんですよ! ドレスなのに私よりも速くて……」
レネッサはとうとう頭を抱える。
(ティエナ、それもなんのアピールにもならないわ!)
しかし、口は出さなかった。
レネッサにはティエナを止めることもできた。なのに止めなかった。
それは彼女があまりにも一生懸命だったから。
自分の侍女が勇気を振り絞って、王子の前に飛び出し、精一杯自分のアピールをしてくれている。
やめろと止めてしまうのが失礼な気がして、止めることができなかった。
「……以上です!」
ティエナの“ステマ”が終わる。
クリフはノーリアクションだが、逞しい体躯の護衛二人が動く。
「……無礼にも程があるぞ。たかが侍女風情が、殿下と直接話すなど……」
「不敬罪で逮捕もあり得るぞ!」
ここでレネッサが動いた。
「お待ち下さい!!!」
レネッサがティエナの盾になるように護衛の前に立ちはだかった。
「なんだお前は……」
「今ティエナが紹介してくれたレネッサ・ダーネスです。初めまして」
王子クリフの目がピクリと動く。
「殿下、護衛の方、侍女が大変失礼をいたしました。ですが、彼女がやったことは全て私が頼んだことです。『いい男性と出会うため、夜会で私をアピールしてくれ』と連れてきたのです。それに彼女が言ったことに嘘偽りはなく、全て本当のことです」
「……」
「ですので、全ての責任は私にあります! どうか逮捕するのであれば私を!」
レネッサはクリフをまっすぐ見据え、こう宣言する。
護衛二人も怯むような迫力だった。
異様な緊張感が漂い、周囲の人間も黙って見守ることしかできない。
やがて、クリフがふっと微笑む。
「逮捕なんてとんでもない。許可をしたのはこちらだし、なかなかいい話を聞かせてもらった。大変愉快なひと時だったよ。さ、夜会を再開しよう!」
クリフの言葉で、あっけなく場が収まった。
レネッサもティエナも咎めを受けることはなく、そのまま王宮にいることを許される。
(まるで私たちのことがなかったかのように夜会が再開された……。さすがは第一王子、未来の王国を担う方だわ)
レネッサはクリフの並外れたカリスマ性に感心し、同時に心から感謝した。
***
「申し訳ございません!」
夜会が終わった後、レネッサとティエナは王宮の一角にいた。
ティエナは頭を深く下げる。
「謝ることないわ」
「でも、私はとんでもないことを……!」
「確かにね。クリフ様の前にあなたが飛び出した時は、私も目が飛び出たわ」
レネッサはフフッと笑う。
「でもね、私があなたを止めなかったのは、私も嬉しかったからなの。私のために一生懸命に私のことを説明してくれてるあなたが、とても尊く見えてね。だから……止められなかった」
「お嬢様……」
「それにね、おかげでクリフ様と一言二言だけど直接お話ができた。あなたのアタックがなければ、きっと会話をする機会すらなかったでしょう。一生に一度、こんな経験ができて大切な思い出になるわ」
すると、そこへ――
「一生に一度とは寂しいな」
「……え!?」
二人が振り向くと、そこにはクリフがいた。
護衛すら伴っていない。
あまりに信じられない光景に、二人は何度もまばたきしてしまう。
さらに同時に、自分の頬をつねる。
「夢じゃないわね」
「夢じゃないですね」
「夢じゃないよ」
クリフは苦笑いする。
さて、そんな彼の用件は――
「君たちにもう一度会いたくてね。まだ帰ってなくてよかった」
「いったいなぜ……」とレネッサ。
クリフの目つきが真剣さを帯びる。
「率直に言おう。君に惹かれた」
「え」
「僕も立場上、数多くの令嬢と知り合ったが、みんな自分を売り込むことばかりを考えていた。自分は美しい、我が家は一流だ、これが特技だ、こんな性格だとアピールし、中には僕の目の前で従者を過剰に叱責し、『自分は厳しい人間だ』ということを示す人もいた」
お嬢様と逆だ……とティエナは思う。
「それに世の中には自分のいい噂を他人にばら撒かせて、評判を上げようとする者もいるという。もちろん社交の世界においてはそういった工作も立派な戦略だけど、あまり感心できないと思うのも事実だった」
ステマのことね、とレネッサは心に抱く。
「先ほどの夜会でも僕が会場に着いたとたん、みんな僕を豪華な景品でも眺めるような目で見つめる。『あの人と結婚できれば』『なんとかあの人の心を掴まなければ』そんな声が聞こえてくるようだった」
クリフがどこか寂しそうに笑う。あれほどのカリスマ性を持ちながら、彼もまた苦悩を抱えていた。
そして、レネッサとティエナを見据える。
「だけど、君たちは違った」
その両目には熱が宿っていた。
「そちらの侍女のティエナさんは夜会の場で堂々と僕の前に立ち、レネッサ嬢のエピソードを披露した。どのエピソードもとても微笑ましくて、僕はレネッサ嬢に好感を持てたよ」
「ありがとうございますっ!」
ティエナは元気よく返事をする。
レネッサは「ティエナったら」と顔を赤らめる。
「さらにすごかったのはその後だ。僕の護衛たちがティエナさんに詰め寄った時、レネッサ嬢、君がその前に出た」
レネッサは自分の行動を思い出し、バツが悪そうにする。
「あの時の君には本当に感動したよ。ティエナさんを守るように僕たちの前に立ち、毅然と『責任は私にある』『逮捕するなら私を』と言い切った。あの時の君の眼には、戦場に赴く騎士のような、王を諫めようとする重臣のような、本物の覚悟が備わっていた。同じ場面であれをできる人間は果たして王国に何人いるか……。おそらくはティエナさんを責めて、全てを押し付けるような人間が大半だろう。だからこそ僕は、君に興味が湧いた。今夜もう一度会いたくなったんだ」
「クリフ様……」
「今度よかったらデートでもどうかな。城下町をぶらりと一周」
「……はい、喜んで!」
デートの誘いを、レネッサは快く受け入れる。
「おめでとうございます、お嬢様!」
喜ぶティエナを、レネッサとクリフは同時に見る。
「ティエナも一緒でよろしいですよね?」
「もちろんさ」
すでに二人は息が合っていた。
「私も!? お二人のデートに!? ……邪魔になっちゃいますよ!」
「邪魔になんてならないわ。今日みたいに、私のアピールをしてもらわないと」
「そうそう。レネッサ嬢の楽しい話をたくさん聞かせて欲しい」
ティエナはうなずく。
「分かりました! よーし、はりきってステマしますね!」
「もはやステルスではないけどね」
クリフの言葉に三人は笑い合った。
***
後日、三人は城下町でデートを楽しむ。
ティエナは予告通り、はりきってレネッサのエピソードを披露した。
「邸宅の近くにケーキ屋さんがオープンしまして、あまり数は作らない上に大人気なので朝の早い時間に売り切れちゃうんですよ。私が『一度食べてみたいものです』と言うと、お嬢様は翌朝、朝早くから並んでケーキを買ってきて下さったんです!」
「へえ、それはすごい」
クリフは感心するが、当のレネッサははにかんでいる。
「私が食べたかったからっていうのもあるんですけどね……」
「でも、それだったらティエナに『並んで』と頼めばよかった。それをせず自分で並ぶ君はやはり素晴らしい令嬢だよ」
「あ、ありがとうございます」
照れと嬉しさでレネッサの頬が赤く染まる。
ティエナはさらに――
「その後二人でケーキを食べたんですけど、お嬢様は大きな口を開けて実に美味しそうにケーキを食べていたんですよ。あの時のお顔、本当に可愛くて……」
うっとりとした表情で振り返る。
「ティエナ、そんなことまで言わなくていいのよ!」
「あっ、失礼しました!」
自身のケーキ大好きエピソードを暴露され、レネッサの顔はもはや熟したトマトのようだ。
クリフはにっこりと笑う。
「その時のレネッサの顔、見てみたかったな」
「クリフ様まで……!」
「よし、これから三人でケーキを食べに行かないか? 僕もなかなかいい店を知ってるんだ」
「行きます!」
ケーキには目がないレネッサは即答してしまう。
「あ……」
「いい返事ももらえたし、行こうか」
「行きましょう、お嬢様!」
「は、はい……」
王子との記念すべき初デートで、赤面しっぱなしのレネッサであった。
しかし、デートの感触は上々であり、レネッサとクリフは順調に関係を深め合い――ついには婚約。
このことは大きな話題となるが、レネッサを妬み、蔑むような声は殆ど上がらなかった。
これはきっと、ティエナのステマ事件のおかげで、レネッサのまっすぐな人格が多くの人に伝わっていたためだろう。
侍女にステマを頼んだレネッサは、第一王子を射止めてしまったのである。
ちなみに、かつてレネッサにステマを教えた令嬢もまた、ある令息と婚約できたのだが――
「なによあなた! 世間での噂と実像が全然違うじゃない! ちっとも優しくないし、だらしないし、仕事もできないし……」
「そっちこそ! 聞いた評判と大違いだ! おしとやかじゃないし、自己中で、口は悪くて、お茶一つまともに淹れられない……」
「なんですってぇ!」
どうやら“ステマ”で自分を大きく見せていた者同士が婚約してしまったようだ。
社交の世界では自身の誇大広告を打つことも戦略の一つであるが、程々にしておかないとこういうことも起こってしまう。
***
――さて、レネッサはクリフと結婚し、王子妃となった。
妃として貫禄を増したレネッサは、次期国王の妻として日々公務をこなす。
「昨日の病院訪問での君は見事だった。患者一人一人に声をかけて、まるで天使のようだったよ」
「いいえ、私にはあれぐらいしかできないもの」
「君のおかげで、このわずかな間に王家の評判は大きく上がった。君を愛しているのはもちろんだが、実務的な意味でも君を妻にしたのは正解だった」
「ありがとう、あなた」
そのままレネッサは横を向く。そこには――
「ティエナ、今夜の私たちの予定を確認しておくわ」
「はいっ、隣国の大臣様とレストランで会食です!」
ティエナは今もなお、レネッサの侍女を務めている。
王子妃の側近として成長を遂げつつ、彼女自身もまたその素直で明るい性格で人気者となっている。
レネッサはティエナが傍にいることで、より輝くことができる。
「ティエナも同席してくれるわね?」
「もちろんです! 大臣様に、お妃様のことを堂々とアピールしますよ!」
「お願いね、ティエナ」
おわり
お読み下さいましてありがとうございました。




