第一話 唐突の異世界転移
キキー!!
ガッシャーン!!
私は霧島芽里。
開幕からトラックに轢かれてしまった不運なオタクな16歳の女子高生だ。
土曜日の休みの日に秋葉で推しのグッズでも買い漁ろうかと思ったら、信号無視のトラックに轢かれてしまった。
前々から運に恵まれなかったけど…まさかトラックに轢かれるなんて。
そんで、現在私は、賽の河原で石積みをしている。
親より先に死んだ者は親不孝者。
だから私は賽の河原で石積みをしているのだ。
というか、なによ親不孝者って。
死にたくて死んだわけじゃないのに。
神様ってホント理不尽…
ってなわけで、私は淡々と石積みをしているのだけど…
ドーン!
「っ…だから、16個積んだら崩せって何万回言えば分かるの?何で毎回10個積んだら崩すの?」
「別にいいじゃん。どうせ目標まで詰んでも壊されるんだし」
このトゲトゲのついた刺股を持った銀髪黒服の目つきが悪いダウナーなイケメンくんは私と同じく地獄に落ちた亡者の一人〝神田くん〟
のはずなのだけど…
なぜか地獄で獄卒と同じ仕事をしている。
「ねぇ、ずっと思ってたんだけど…神田くんって亡者なのに何で獄卒の仕事をしているの?」
「あー…なんか人手が足りないとかで亡者に獄卒の仕事をさせているらしい」
「ふーん…地獄も大変なんだねー」
まぁ、人間の大半は悪人だからなー
心の底から善良な人間は比較的少ないのかもしれない。
「おい、手止まってるぞ」
「いてっ!いてて!刺股で突かないでよ!」
とまぁ、そんな感じに私は石積みの毎日を送っているのだ。
いつものように石を積み崩され、石を積み崩されを繰り返していた時だった。
「ん?」
「あ?」
突然、地面に魔法陣が現れた。
そして、私たちは眩い光に包まれた。
霧島芽里
「女」
「16歳」
「黒髪ツインテールのゴスロリを身に包んだアニメや漫画が大好きなオタク。楽観的な性格でどんな危険な目にあっても〝なんとかなるか〟と思える程の鋼メンタルをしている。料理が得意で食べる事が大好き。かなりの大食いである」
神田
「男」
「17歳」
「銀髪黒服のダウナー系男子。左耳にピアスをつけている。生前は裏社会ではそこそこ名の知れた殺し屋だった。常に気怠げで無気力。ゲームが趣味で殺しの仕事以外は殆どゲームをしている事が多い」




