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三校演技  作者: さまぶー
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第一話

ここは東京都立蜀立高等学校。

2人の男子生徒が廊下で不良生徒達に言い寄られている。

「はい。一人5000円ねー。」

「そ、そんな金額払えないです!」

「あ?俺ら黄巾連合への寄付を拒否したら、後々大変なことになるよ?」

「う、うう...わかりました...」

男子生徒二人は、渋々財布を取り出した。

その時、一人の男子生徒が不良生徒達の後ろを通り、

横目で彼らを見た。

彼の名前は劉崎玄。

「ん?なに見てんだてめー!」

劉崎「い、いや。なんでもないです。」

「ふん!おい、早くしろよ!」

男子生徒二人は劉崎に救いを求めるような目をしながら

不良達に金を渡す。


劉崎は俯き加減で歯を食いしばり、廊下を素通りした。

(くそ!あいつら好き放題やりやがって!

いつかぶっ潰してやる!覚悟しとけよ!)


関東一帯では今、黄巾連合という武装集団が様々な悪事を働いている。

恐喝、強姦、強盗...時には集団暴行により死者も出るという、

最悪の武装集団である。

彼らの特徴は黄色のバンダナ。

団員数は1000人を超えるとの噂もある。

黄色のバンダナを見たら、目を合わさない。道を譲るというのが

この町の常識となっていた。


劉崎が家に帰る途中にも、そこらで黄巾連合の怒鳴り声が響いていた。

「なんだてめー!俺らに刃向うつもりか?」

劉崎が振り向き、その声がする方向を見た。

巨漢の男「別に刃向ってるつもりはねえよ。

ただ、なんで俺がお前らに金を払わなきゃなんねーんだって

聞いてるだけじゃねーか。」

「てめー、黄巾連合に刃向うつもりだな!やっちまえ!」

黄巾連合の3人が巨漢の男に殴りかかる。

巨漢の男は笑顔で、一人の顔面を掴み、投げ飛ばした。

残りの二人も一発ずつ殴られ、失神してしまった。

巨漢の男「なんだよ。口ほどにもねえな。」


劉崎が巨漢の男に駆け寄る。

劉崎「お、おいあんた!黄巾連合相手に何してるんだ!

下手したら大人数で報復に来るぞ!」

巨漢の男「ん?関係ねーよ。10人でも20人でも掛かってきやがれってんだ!

がっはっは!」

そういうと巨漢の男は去っていってしまった。

劉崎(な、なんだあいつは!自分のしたことを本当に理解しているのか?)


次の日

教師「みんな!今日から転校してきた飛田翼くんだ。仲良くしてやってくれ!」

「で、でけー。2mくらいあるんじゃねーか?」

劉崎「お、お前は昨日の!!」

飛田「ん?おお、あんた同じ学校だったのか。奇遇だな!

まあ、仲良くしてやってくれよ!がっはっは!」

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