詩 いつか世界を愛せるように
私を苦しめるこの世界を愛せるように
それが正しい成長だから
それがあるべき人の姿だから
強く理想を形作る
完成系が素晴らしいほど
私は苦痛に耐えられた
未来は輝かしくて
まぶしい幸福に満ちている
そう信じていられれば
どんな絶望の中でも
正気を保つことができた
気高く 尊く そうありたいと願った
それは呪いとなり 遅効性の毒となり
自由を縛る鎖と化す
そんな未来が訪れようとも
例えば将来を予知できたとしても
生きるために
繋げるために
私はあの時 必ず
立ち上がるだろう
いつかこの世界を愛せるように
愛する事ができますように……と