表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

93/373

093.メンテナンスするみたいです。

 あれから王女殿下がよく来るようになりました。別に用事はないみたいなのですが、何となくお茶を飲みに来ると言った感じです。そうそう来られても邪魔なだけなのですが、そんなこと言えるわけもなく・・・少しお茶の相手をしては、2階の自室に逃げ込むそんな感じです。

 もう面倒臭いので出来上がったことにして、渡してしまおうかしらと思うほどです。さすがに納期が短すぎるのでやりませんが、本当にそうしたいです。


 「王女殿下、暇なのですか?」

 「アリスと呼んでくださって結構ですよ。」

 随分とくだけてきましたね。これが素なのでしょうか。それではお言葉に甘えましょう。

 「では、アリス様。そう何度もお越しいただいても出来上がりは早くなりませんよ?」

 「ええ、わかってるわ。でもここのお洋服を見てると楽しいのです。」

 ああ、こちらではこう言った服が珍しいのでしたね。装備以外でドレスっぽい物でも作りましょうか?

 「アリス様用に何か洋服を作りましょうか?装備とは違うのでそれほど時間はかかりませんし・・・」

 「いいのですか?」

 えらく嬉しそうですね。そんなにうちの服が欲しかったのでしょうか?王女殿下でしたらもっと良い服を持ってると思うのですが・・・

 「ええ、どんなのが良いですか?ドレスのようなものは、よくわかりませんので勘弁してくださいね。」

 「ここにあるような普通の服がいいですね。お忍びで出かけるときに使えます。」

 お忍びで出かけているんですね。まぁ、いつもお城の中では息が詰まるのかも知れませんが・・・後ろのメイドさんが、またかみたいな顔してますね。よく抜け出すんですね・・・大変なのですね・・・




 数日後、王女殿下の服を数着作って渡しました。ちょこっと豪華な感じを出しながらも貴族っぽさは出さないような・・・いわゆるロリータ服なのですが、王女殿下はお喜びだったのでよしとします。

 「しばらく忙しくなるので、お相手ができなくなると思いますので・・・」

 最後は濁しておきますが、来ないでくださいということです。何となく察してくれたのか、出来上がった頃にまた来るとのことです。

 王女殿下が来ていると一般のお客さんが来ないのですよ・・・ある意味、営業妨害です。ラッセルさんは王女殿下のお墨付きが出たと大層喜んでいましたが・・・

 これで、後2週間ほどは静かになるでしょう。



 最近はイロハ達をあまり構ってあげてませんでしたね。今日は1日イロハ達と遊びましょう。王女殿下に忙しくなると言った手前、外出は控えないといけませんが、家の中でダラダラする分は構いません。


 しばらくイロハ達のメンテナンスをしていませんね。イロハは先日修理したからいいですが、アヤハとコトハは何もしてませんし、メアリだって作ってから一度もメンテナンスしてません。この際イロハを含めて全員メンテナンスをしましょう。肌に傷とかあったら大変です。

 「メアリ、今日は全員のメンテナンスをするからお店は閉めちゃって。」

 『はい、お嬢様。』

 メアリに言って店を閉めてもらいます。ドアには本日休業の看板をかけておいてもらいます。これでいいでしょう。

 全員を2階の部屋に連れて行きます。

 「それじゃあ、イロハはこの間修理してるから大丈夫だと思うけど、もう一度見ておこうか。」

 『はい、母様。お願いします。』

 なんか嬉しそうですね。まずはイロハに鑑定をかけて、修理しなければならないところがあるかを確認しましょう。

 結果から言うと、アヤハ、イロハ、コトハの3人はメンテナンスの必要はないですね。

 メアリだけは外皮に傷が数箇所ありますね。アヤハ達と違って古龍素材が少ないのが原因でしょうか・・・古龍素材は残り少ないですが、竜の素材ならあります。それを使って修理しましょうか。ちょっと丈夫になるかも知れません。

 「メアリ、外皮の補修をするからね。ちょっとの間不自由かも知れないけど我慢してね。」

 『はい、お嬢様。』

 リペアをかけると、なんか体中包帯まみれになりましたよ・・・ミイラですか・・・


 10分ほどで包帯は消えてなくなりましたね。前よりも肌が綺麗になった感じです。いいことです。


 そういえば、以前メアリにスリープモードをつけようとしてそのままでしたね。それも併せてやってしまいましょうか。もちろんアヤハ達もです。夜中ずっと起きているのも何でしょうから。もちろん、野営の時なんかもありますから、自分で寝る寝ないは選べるようにしますけどね。人間と同じですよ。まぁ、私は眠気には逆らわないようにしてますけども・・・



 全員にスリープモードをつけ終えました。これで、私と一緒に寝ることができますね。私の横で一晩中起きているのもどうかと思うのです。寝る時は一緒に眠ってもらったほうがいいですから。だんだん、人間に近くなってきます。いいんですけどね、私の娘ですから。ドールですが、娘ですし・・・

少しでも面白いと思った方は評価をお願いいたします。

★1個でも大変喜びます。

次も読みたいと思った方は

ブックマークをお願いします。


次回への励みとなります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ