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062.ご飯が美味しかったみたいです。

 今日はかなり作り込みが出来た気がしますよ。正直もう店を開けたって大丈夫なくらい。しいて言えばインテリア系の小物が少し欲しい所ですが、花瓶や絵などはこちらで色々選んで買いたいですからね。

 食器なども最低限必要な物はそろえましたし、生活に必要なものも最低限で言えばそろいました。後は必要に応じて買いそろえていくだけでしょう。


 お店を開けるだけの準備は整いましたが、実際お店を開けるのはまだ先の話ですね。この近辺のお店なども見て回りたいと思いますし、スニドラ辺りのお店も見学してきたいです。何分商売なんて初めてなんで、色々情報収集しておきたいと思います。


 それよりも待望のお風呂です。メアリに準備させましょう。朝から荷物持ちくらいしか仕事をさせていませんでしたから。そろそろ仕事を与えてあげるべきでしょう。

 「メアリ、お風呂の準備をお願い出来るかしら。」

 『はい、かしこまりました。お嬢様。』

 喜んでお風呂の方に行きますね。そんなに仕事がしたかったのでしょうか。掃除などは私がクリーンでやれば良いかと考えていましたが、掃除道具をそろえてメアリにやらせましょうか。それであの娘が喜ぶならそのほうが良いでしょう。みんな私の可愛い娘達にかわりは無いのですから、それぞれが喜ぶ顔を見たいと思うのはおかしくは無いでしょう。メアリはそれがお仕事であっただけです。

 1つ忘れていましたね。メアリの部屋を作ってあげないといけません。2階の客間を潰すか、私の書斎を潰すかです。どちらもあまり使う事が無いでしょうね。お客様が来る事はほとんど無いでしょうね。客間を潰しましょう。ここにベットと簡単な机などを作ります。必要ありませんと言いそうですが、しっかりとマットレスと布団も作りますよ。質を落とす気は全くありません。例えメイドであろうが私の可愛い娘です。一切の妥協無しで作りますとも。

 メアリの部屋を作りましたが、あの娘はほっておくと24時間働いていそうですね・・・ちゃんと眠るという事を覚えさせる必要があります。以前ちょこっと考えましたが、スリープモードの事をしっかり検討しましょう。確かこの子達は魔素を吸収して動いているのでしたね。人は寝る事によって体力など回復しますから、この娘達も同じような事が出来ませんでしょうか?

 そうですね、寝ている間は魔素の吸収量が増えるとか?例え増えなくとも消費量を減らす事くらいは出来るでしょう。やってみる価値はありますね。後でメアリにしてあげましょう。


 「アヤハ、メアリと一緒に夕飯の用意をお願い出来るかしら。」

 3人の中では料理が1番出来そうですからね。アヤハにメアリの手伝いをさせましょう。私?なんとなく無理そうです・・・私のスキルがサボるんです・・・

 『はい、お母様。メアリの手伝いをしてきますね。食事が出来たらまた呼びに来ます。』

 「うん、お願いね。」

 さて、私はイロハとコトハの2人をマネキン代わりに服やアクセサリーでも作りましょうか。

 夕食が出来、アヤハとメアリが呼びに来るまで何点かのアクセサリーを作りました。もちろんイロハとコトハに付けさせながらですが。2人とも喜んで付けてくれるので作りがいがあります。後で気に入った物を作ってあげましょう。今作った物は一般売りの物ですから。


 夕飯は任せて正解でしたね。お肉がメインは仕方ありませんが、パンとスープそれからサラダまで用意されていましたよ。さすがですね。出来るメイドは素晴らしいです。創ったかいがあるという物です。

 「メアリ、とても美味しいですよ。」

 ちゃんと褒める所は褒めておきましょう。 

 『ありがとうございます。お嬢様。明日からも頑張って作ります。』

 うん、がんばってもらいましょう。私の豊かな食生活のために。


 美味しいご飯の後は、美味しいお茶を頂きました。ティーカップも作っておいて正解でしたね。メアリが壁際に立っている姿って、しっかりしたメイドって感じでいいのですけどね・・・出来れば一緒にお茶を楽しんで欲しい気がするのですよ。

 メアリにそれを言った所、『私は、お嬢様のメイドですから。』と言われましたよ。ご飯は一緒に食べたじゃないですか・・・



 食後のお茶も終わりました。今日一番のお楽しみが待ってますよ。お風呂です・・・異世界に転生してから初めてのお風呂です。やっぱり1日の疲れを癒やすのはお風呂ですよね。露天ではありませんが、温泉気分を味わえるよう作りましたから。

 今日はコトハが背中を流してくれるという話でしたね。

 「コトハ、それじゃあお母さんの体を洗ってくれるかしら。」

 『うん。かぁさんのお背中流すね。』

 あ、もちろん前は自分で洗いますよ。当然です。でも、娘に背中を流して貰うのはいいですね。ほんわかします。

 「ありがとう。コトハ、とても気持ちよかったわよ。」

 『ねぇ、かぁさん。コトハの体も洗ってくれる?』

 その上目遣いで見るのはダメです。絶対にダメなんて終えません。可愛すぎます。

 「ええ、いいわよ。」

 コトハと場所を変わってあげますが、横で体を洗っていたアヤハとイロハが舌打ちをしています。何処でそんなの覚えたんですか。みっともないですよ。

 『かぁさんに、体洗って貰うの。』

 嬉しそうですね。でも本当にコトハは甘え上手ですね。末っ子というのはこんな物なのでしょうか。本当に人間味が増してきますね。

 ねぇ、女神様・・・この子達人形ですよね?

 体を洗った後はゆっくりお湯につかりましたよ。天国ですね・・・

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