061.お風呂が出来たみたいです。
まずは魔道コンロの確認から始めましょうか。IHヒータの様な見た目ですね。火を使う訳ではないのでこんな形になるのでしょうね。私的には使い慣れた形状なので構いません。
失念していましたね。鍋やフライパンなど調理器具がひとつもありません。買ってくるか作るかしないといけません。品質を考えたら自分で作った方が良いのでしょうね。材料は鉄でいいので作ってしまいましょうか。
必要なのは、シチュー用の鍋とフライパン、あとはヤカンも必要です。とりあえずはそれだけですね。ついでです、食器も作ってしまいましょう。お皿を何種類かと、フォークとスプーン。ナイフも必要ですね。
まな板に包丁・・・意外と必要なものが多いことに気が付きます。
必要と思われるものは全部作ってしまいます。材料は粘土や鉄なので簡単に作れますね。
作った端からキッチンにある棚にしまってもらいます。メアリが率先して働いていますね。まぁ、メアリの仕事だと言ってしまえばそれまでなのですが・・・
イロハが帰って来る頃には大体片付きましたね。では、みんなで朝食にしましょう。メアリがまだ一緒のテーブルに着くのを躊躇っている様ですが、そこは無理矢理にでも席に着かせます。慣れてもらうしかないですね。
食事も終わりましたし、キッチンを仕上げましょう。足りないものを探しながら仕上げていきます。
キッチン周りにもお湯が欲しいですね。水は井戸からパイプを引いてあるので普通に使えます。蛇口もありますしね。
ここにもう1つお湯の出る魔道具を作りますか。お湯を使うのは明日以降になりますが便利さには変えられませんからね。
そういえば冷蔵庫も作ってませんでしたね。魔石を使って温める事ができるのですからきっと逆も大丈夫でしょう。フリーザー付きの大型冷蔵庫を作っておきましょう。便利ですからね。これも完成は明日以降ですね。
キッチンはこんなものでしょうか。ここを使うのは主にメアリなのですからチェックしてもらいましょう。
どうやらこれだけあれば普通に食事は作れる様です。また足りないものがあれば言ってもらいましょう。え、材料がない・・・後で一緒に買い物に行きましょう。まだ、材料までは手配してませんよ。
この家のメインの場所に移りましょうか。え、お店がメインじゃないのかって?違いますよ。もちろんお風呂がメインです。お風呂を設置するのに家が必要になっただけです。ついでにお店でもやろうと言う事なので、メインはお風呂であってます。
浴槽から洗い場までは完成していますからね。出来上がった魔道具に蛇口とシャワーを繋ぐだけですが、ちゃんとお湯が出るかが問題ですね。ちゃんと出る様です。シャワーから暖かいお湯が出ますね。これで今日から暖かいお風呂に入れそうです。
『かぁさん、コトハが背中流してあげるね。』
コトハが背中流してくれるのですか。いい子ですね、お願いしておきましょう。アヤハとイロハが悔しそうにしていますがこう言ったことは早い者勝ちですよ。コトハはなかなか要領がいいですね。
「じゃあ、今日はコトハに背中を流してもらおうかしら。」
『うん、毎日でもしてあげるよ。』
嬉しいことを言ってくれますが、それはアヤハとイロハが許してくれないでしょうね。
「明日は、アヤハにお願いしようかしら。その次はイロハで。」
2人も納得した様ですのでその順番でいいでしょう。
お風呂もこれでほとんど完成ですが、桶とか椅子が作ってありませんでしたね。こう言った小物も作っておきましょう。石鹸とかがありませんが、後で買い物に行きますからその時に探しましょう。無ければ作るだけですが・・・石鹸って何からできてましたっけ?確か植物油か何かだったと記憶してますが・・・
だいたいやる事も終わりましたし、買い物に出かけましょうか。それに、メアリの身分証を作っておきたいのですよ。冒険者ギルドでもいいのですが、メアリは冒険者ではないので、商業ギルドで登録させようかと思っています。登録の仕方は同じようでしたから大丈夫でしょう。
商業ギルドで、メアリの登録を済ませます。結果から言えばあっけなく済んでしまいました。私やアヤハ達と違って変な光が出たりとかはありませんでしたから・・・
メアリの身分証も出来上がったので、町の外に出かける事があっても大丈夫ですね。
ついでに店の改装工事がほとんど終了した事も伝えておきます。オープンの時期についてはまだ未定と付け加えておきます。そんなに急がなくてもいいですし、見切り発車のような事もしたくないですからね。
市場にやってきました。今回は食材の買い出しと、メアリの顔を覚えて貰おうというのもあります。今後メアリが買い物に来るのでしょうから、いろんな所に顔を出しておくのは必要でしょう。
とりあえずは、買い込んだ物をマジックバックに収納してしまいます。今後の事を考えるとメアリに持たせておいた方がいいですね。
「メアリ、あなたにこのマジックバックを預けておきます。買い物の時とかに使ってくださいね。」
『ありがとうございます、お嬢様。大切に使わせて頂きます。』
いいですね、お嬢様ですよ。何回聞いてもいい響きだと思いませんか。前世ではそんな呼ばれかたはコンカフェでしかありませんよ。
この後、5人で昼食を食べて帰りました。まだまだ細かい所を作り込んでいきたいですからね。
少しでも面白いと思った方は評価をお願いいたします。
★1個でも大変喜びます。
次も読みたいと思った方は
ブックマークをお願いします。
次回への励みとなります。




