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059.メイドさんを創るみたいです。

 しっかりとお昼頃まで寝ました。やっぱり良い布団で寝るのは快適ですね。宿の布団とは大違いです。これからは、このベットとお布団が有るので快適な毎日が過ごせます。

 今日は1日、時間をかけてお風呂を作りたいと思います。脱衣所を作ってからお風呂場ですね。露天風呂でないのが残念ですが、湯船は温泉のようにします。岩を使って組み上げる感じですね。洗い場はタイルにするか平石を敷くか悩むところです。なんにしても岩を拾ってこなければいけませんね。


 ということで、岩を拾うために町の外にやって来ました。鉱山まで行かなくとも岩はごろごろして居ます。空間収納に入れてしまえば、いくらでも持って帰れます。材料さえあれば加工はなんとかなりますからね。

 これでお風呂を作る素材が手に入りました。帰りに魔法屋に寄って、何かいい道具がないかだけ見て帰りましょう。最初から必要な道具があるならそれを買っても良いのですから・・・値段と相談ではありますけど・・・



 魔法屋に来ました。お湯を出す魔道具と、

魔道コンロというものがあるそうです。ただ、値段がかなり高いらしいです。ちなみにここには置いていないそうです。

 どんな仕組みかを聞いてみると、魔道具の中に魔石が入っているのだとか・・・詳しい原理まではわかりませんでしたが、その魔石の数が少ないため値段が高くなっている様です。

 なら、魔石さえあればなんとかなりそうですね。あとは金属でできそうですし。一応この世界にある物であれば、作ってしまっても目立ちはしないでしょう。


 なんとか夜までに形にしたいですね。井戸のポンプと蛇口を繋ぐ形で魔道具を作りましょう。材料を準備して、クリエイトです。


 意外と時間がかかりますね。これは今晩お風呂に入るのは断念しないといけません。

 その他の所をしっかりと作り込んでおきましょう。洗い場は石を敷くことにしました。その代わりピカピカに磨きますよ。それこそ大理石とか御影石とかのレベルです。この石がなんの石かは知りませんが、綺麗になったのでそれでよしです。

 もちろん浴槽の中も、磨いた石を敷き詰めます。基本、浴槽内のお湯はクリーンを使って綺麗にすれば良いので入れ替えは最低限で良いと思います。そのほかの水は排水設備の方に流します。

 シャワーも作りましょうか。後で、お湯の出る魔道具に繋げば良いので、シャワーのノズル部分とホースまでは作っておきましょう。

 これで形だけは完成です。これだけ広ければ4人で入っても狭く感じることはないでしょう。明日はゆっくりとお風呂に入れそうです。


 こうなると、魔道コンロも結構時間がかかりそうですね。先に作っておきましょうか。そうすれば明日のお昼くらいは自炊できるかもしれません。

 私の料理スキルが全然仕事をしてくれていないのが気になりますが・・・女神様がくれたスキルなのに全然仕事しませんね。どうしてでしょうか・・・これではせっかくキッチンを作っても宝の持ち腐れになってしまいそうです。


 3人のうち誰か料理はできませんでしょうか?確認してみましょうか。

 「あなた達、誰か料理はできるかしら?」

 『母様、私はちょっと無理かな。』

 イロハはダメですか・・・なんとなく分かってました。イロハはそういったことはきっとダメなんでしょうね。もし出来ると言ってもやらせなかったと思います。

 『私もあまり自信はないです。』

 そうですか、アヤハもダメでっすか。自信はないと言ってますが私よりはできそうですね。最悪、アヤハにキッチンに立ってもらうことも視野に入れましょう。

 「コトハはどうかしら?」

 『無理かなぁ・・・』

 無理ですか、コトハはマッサージで貢献してくれてますしね。無理はさせませんよ。


 店番と料理をしてくれる子を創るのも良いかもしれませんね。3人程性能を良くしなければ手持ちの素材だけでも何とかなるような気がします。店番と料理番ですか・・・メイドですね。基本的には炊事、洗濯、掃除ができればいいです。私がやらない事ばかりです。前世ではやってましたよ。ホントです・・・

 それではメイドのドールを作りましょう。素材は適当にある物からチョイスですね。古龍の素材も少し入れますよ。あとは、ボアの骨とかでしょうか。アッセンブルドールしましょう。

 2時間程ですか・・・アヤハ達の時と比べると大分早いですね。やはり性能面で違いが出るのでしょうね。今回は料理をしてくれる事がメインです。掃除と洗濯はあまり必要ないでしょうから。クリーンの魔法でなんとかしてしまいますから・・・

 後は店番をしてくれれば大助かりです。その分私がサボれ・・・いえ、他の事が出来ます。

 この子が出来上がる前にメイド服一式、を作ってしまいましょう。魔物素材なんか使いませんよ。普通のメイド服です。ちょっと丈夫であればいいです。クラシカルメイドがいいですね。色は無難に紺色にしましょう。靴は編み上げのブーツでいいですね。

 さすがにこれはすぐに出来上がりますね。


 『かぁさん、私に妹が出来るの?』

 う~ん、どうなんでしょうか。あまりこの子達の姉妹といった感じではないのですが・・・でも私の作るドールなのですからやはり私の子供なのでしょうか?そうすると必然的にコトハの妹になるのですが・・・

 「ごめんね。今創っているのはメイドさんだから、コトハの妹じゃ無いの。」

 『妹じゃ無いんだ・・・』

 あら、妹が欲しかったのですね。でもこの子達は3姉妹と決めてましたから、残念ですがコトハの妹は出来ませんね。

 がっかりさせてしまいましたね。コトハには何か別の事を考えておきましょう。

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