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332/373

332.使徒だったみたいです。

 やっぱり遺伝でしょうか・・・とは言っても女神様にお祈りしてできた子ですけど・・・どうしてあんなに魔力が多かったんでしょうね・・・しかも2人ともです・・・これは1度聞いておいた方がいいみたいですね・・・クラン達のこともありますので・・・

 「アリス、ユキ達のことを女神様にちょっと聞きに行こうと思うの。」

 「私も行くわ。」

 えっ・・・女神様に会いに行くときについてきた事なんてほとんど無かったじゃないですか・・・

 「来るんですか?」

 「ダメ?」

 「あっ、いえ、いいですけど・・・めずらしいなと思って・・・」

 「そ、それは・・・」私達の子供のことだもの・・・気になるじゃないの・・・」

 まぁ、そうですね。

 「レイナも一緒に来ますか?クラン達にも関係してくると思うので。」

 「そうですね、そう言うことであれば私も一緒に行かせてもらいます。」

 3人で教会まで来ました。結構大きな聖堂なんですよ。女神様の像だってしっかり造りましたし。ちょっと盛ってありますけど・・・女神様の要望ですから仕方ないです・・・女神様がなぜそのようなところを気にするかは知りませんがして欲しいと言われましたので仕方ないのです・・・



 『よく来ましたね、待っていましたよ。』

 えっ、待っていたって・・・両隣にアリスとレイナもいますね・・・おかしいですよ?

 『おかしくなんかありませんよ、2人とも私の使徒なのですから・・・』

 2人が使徒って・・・聞いてないですよ・・・

 『はい、言ってませんでしたから。』

 この女神様しれっと2人を使徒にしてたんですか・・・聖女だったんじゃなかったんですか・・・

 『あなたとの関係が深くなって十分に使徒と言って良い位になりましたからね。カオリは最初から私の使徒でしたよ。』

 「ちょっと、それ聞いてませんよ・・・」

 『はい、言ってませんから。』

 もういいです・・・何言っても無駄な気がしてきました。

 『人間諦めが肝心ですよ。』

 あなたに言われたくないです・・・そんなことより今日は聞きたいことがあったんですよ・・・

 『あなたの子供達のことですね。』

 「ええ、そうですよ。なぜあれだけ魔力が多いのかと思って・・・クラン達もそうなのかを確認しに来たのです。」

 『使徒と使徒の間にもうけた子供ですよ。魔力が高くて当然だとは思いませんか?』

 言われてみれば・・・って、納得しそうでしたよ・・・使徒だって事を知ったのも今ですよ・・・

 『簡単に納得してくれれば良かったのに・・・』

 女神様いい加減ですか・・・適当なんですか・・・

 『そんなことはありませんよ。私が直接子供を授ける場合、親となる2人の因子を継承させるのです。』

 何かのブリーダーみたいでいやですね・・・

 『その際にカオリの魔力要素が強く出るのですよ。』

 たまに出るのではなく絶対に出るのですか・・・優性遺伝という感じでしょうか・・・

 『その通りです。魔力に感してはカオリの魔力特性が継承されます。魔力私室に感してはアリスとレイナのものが現れやすいですね。』

 なるほど・・・そうなのですね・・・

 「アリス、レイナ、そう言うことらしいですよ・・・アリス?」

 『2人にはまだこの神域は刺激が強すぎるようですね・・・慣れが必要だと思いますからこれからも連れてきて下さい。その子達ともゆっくり話をしたいですから。』

 一応伝えては起きますよ・・・2人がどういった反応を示すかは知りませんけどね・・・

 『そろそろ時間のようですね・・・次はゆっくり話ができるといいですね。』



 教会に戻ってきましたね・・・ゆっくり話ができるといいって・・・いつも一方的に切ってしまうじゃないですか・・・ゆっくりもなにもあったもんじゃありません・・・

 「アリス、レイナ・・・大丈夫ですか・・・」

 「ずっと女神様の声が聞こえていた気がするわ・・・すごく頭が重いのだけど・・・」

 「私もです・・・ちょっと頭痛が酷いので休ませてもらってもいいですか・・・」

 「早く城に戻りましょう。ゆっくりと休んでから色々と話をしますから。」

 「う、うん・・・」

 「そうさせてもらいますね・・・」



 2人にはずいぶん負荷が高かったみたいですね・・・私はなぜ大丈夫なんでしょうか・・・まぁ、考えても答えがあるわけではありませんからね。答えがしりたけれな女神様に聞くしかないのですが、ろくでもない答えしか返ってこない気がします・・・聞くのをやめておきましょう。




 翌日、アリスとレイナを交えて簡単な話をしましょう。

 「私達の子供は私の魔力特性が強く出るのだそうです。」

 「それで、ユキとユウゴの魔力があんなに多いのね。」

 「それはクラン達も同じなんですか?」

 「そうですよ、クラン達も魔力はきっと多いでしょうね。」

 「そうなんですね・・・」

 「それと、アリスもレイナも女神様の使徒になったらしいから。よかったですね。」

 「「・・・・・・・・・・」」



 「2人とも・・・大丈夫ですか・・・」

 返事がないですね・・・気を失っているようですね・・・座ったまま、器用ですね・・・しばらくほっときますか・・・気がついてからゆっくり話をしましょう。

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