329.装備を作るみたいです。
「それで、どの位の物までなら作っても大丈夫ですか?」
私的には、物理攻撃・防御、魔法攻撃・防御、クリーン、危険察知くらいまでは付けたいと思ってるのですが・・・
「カオリは、こんなすごい装備を騎士団の装備にするつもりなんですか?」
「カオリはもう少し効果をつけるつもりなのよね?」
「ええ、自分のところの騎士団ですからそれなりに色々つけようと思ってますよ?」
「そんな装備を整えるのに何年かかると思ってるんですか?」
えっ・・・30着ですよね・・・正直な話今の私なら1日でできると思いますが・・・
「い、1ヶ月くらい?」
「カオリ・・・本当にそれだけかかるの?」
見抜かれてますね・・・アリスに嘘は通じませんね・・・正直に言いましょう。
「多分1日でなんとかなると思います・・・」
「アリス・・・これもカオリだからと諦めるところなのですか?」
「そうね、カオリだから仕方ないわ。」
「2人とも酷いですね・・・」
「カオリ、言っておくけど、それだけの装備は1着だけでも1年は普通に待たされるものだからね?それに狙った効果なんか付かないんだからね。」
そういえば以前そんなこと言ってましたね・・・
「いくらカオリだからと言って、非常識にも程があるわ・・・」
レイナが頭を抱えてしまいましたね・・・でも、できるのだから仕方ないですよね?
「それで、カオリはどんな効果を付与するつもりなの?」
さっき考えたいて効果を正直に話しましょう。後でバレてから怒られるのは嫌ですからね。
「カオリ・・・流石にそれはどうかと思うわ・・・」
レイナは、目を回してしまったようです・・・刺激が強すぎたのでしょうか・・・メイドさんが寝室に運んでくれるみたいです・・・お願いしますね・・・
「少し、減らした方がいいですか?」
「かなり減らした方がいいと思うわ・・・」
「物理防御と魔法防御は削れませんよね?」
「まぁ、ついてた方がいいかもしれないわね・・・過剰だとは思うんだけど・・・」
「クリーンと危険察知は必須だと思うんですけど・・・」
「うーん・・・危険察知はあった方がいいかもしれないわね・・・私たちの護衛をしてもらうんだし・・・でも、クリーンは必要?」
「いつも綺麗な騎士団でいて欲しいとは思いませんか?」
「そうね・・・必須とは言えないけど、そう言われると欲しいわね・・・」
「攻撃だってあった方がいいと思いませんか?」
「カオリ・・・ひとつひとつ言って、全部必要だって言わせるつもりでしょ?」
あっ、バレましたか・・・
「必要だと思ったんですけど・・・」
「物理攻撃と魔法攻撃はやめましょう。戦うための騎士団じゃないってことで。どうかしら?」
そう言われると、仕方ない気もしますね・・・
「わかりました、アリスの言うとおりにしますよ。」
「レイナは大丈夫かしら?カオリの装備に関しては初めて話したんでしょ?」
「ええ、作っていたとは話した記憶がありますが、詳しいことまでは話してなかったと思います・・・」
「刺激が強かったかしら・・・」
「そうかもしれないです・・・」
「ところで、この装備ですが、色はどうしましょうか・・・」
「ああ、何色にするかってこと?」
「ええ、個人的には白色がいいかなって思ってるんですけど・・・」
「いいんじゃない、クリーンもつけるなら綺麗だし。」
「私とアリス、レイナの分はどうします?」
「えっ、同じじゃないの?」
「えっ、色を変えたりしないんですか?」
考え方の相違があったみたいです・・・
「確かに、指揮官が形の違う鎧を着ることはあるけど、あれって、半分は見栄だし・・・」
そうなんですか・・・でも、見栄でもいいじゃないですか・・・少しだけ変えましょうよ・・・
「それじゃあ、基本は同じで少しだけ変えますが、お任せでいいですか?」
「猫耳と尻尾は無しだからね・・・」
「わかってますよ・・・」
基本は同じで、私のには金糸、アリスとレイナの分は銀糸を使った刺繍を入れましょう。些細なことですがそのくらいはいいでしょう。私たちの分には他も付与しますよ・・・こっそりですが・・・
今日は、久しぶりにユキと一緒に寝ましょうか。ユウゴはアリスのところに行くようですし・・・
ずいぶん久しぶりのような気がしますね・・・しっかりしてきたように見えても、こう言う時は甘えてくるんですね・・・まだまだ甘えてくれていいのですよ・・・
明日は、ユキとユウゴを連れて建国祭を回ることにしましょう・・・申し訳ありませんが、レイナにはクラン達の世話をお願いしましょう。
ユキとユウゴがこちらにいるのは4日間だけですからね・・・
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