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306.電卓も欲しいみたいです。

 試作機も完成したことですし、何台か作っておきましょうか・・・流石に一台だけでは使えませんからね・・・

 電話番号はありませんが、アドレス帳はあるのですね・・・私のタブレットからの設定ですか・・・他のではアドレス帳の登録ができないのですね・・・作るのは私ですし、ポケベルを渡すのも私ですから問題はないでしょう・・・


 とりあえずは、私の分も含めて10台くらい作っておきます。予備も含めてです。私の作った鳥達はもう登録されているのですね・・・みんな3桁の番号でついていますよ・・・そんなにたくさん作りませんよ・・・3桁って、千匹登録できるってことですよね・・・

 臙脂えんじなどは名前で登録されてますね・・・名前持ちは名前で登録されるのですね・・・アヤハとかも登録されてますが、あの子達はポケベル無しで発信できるのでしょうか・・・ホワイトが出来るのですからきっと出来るのでしょうね・・・



 「アリス、作ってたものができたんで持ってきましたよ。」

 「早いわね・・・」

 そうですね、半日ほどで出来上がりましたからね・・・予定していたものとはずいぶん変わってしまいましたが・・・

 「顔を見たり、話をしたりは無理でしたよ・・・」

 「そうね、カオリだからと言って何でもできるわけじゃないものね・・・」

 その言い方はちょっと引っかかりますが、スルーしましょう・・・

 「私が以前使っていた、数字だけで会話するタイプです。」

 「あの変なやつ?」

 「変なやつではないですが・・・まぁ、わかりにくいものではありますね・・・」

 レイナには馴染みがないはずなので、ポケベルの使い方を教えてあげましょう。アリスもも一度ですか・・・ポケベル講座をやりましょう・・・

 アリスの分と、レイナの分はアドレス帳に登録しておきます・・・


 「変なカードですね・・・」

 ポケベルを見た最初の感想がそれですか・・・レイナにとっては変なカードという認識なのですね・・・

 「そうね、変なカードだわ・・・」

 アリスもそんな感想なのですね・・・カードという認識なのですね、あとで革のケースでも作ってもらいましょうか・・・定期入れみたいな感じがいいですね。私が作ってもいいのですが、簡単なものならお願いおした方がいいでしょう・・・


 「それでは使い方を教えますね・・・」

 結構飲み込みは早いですね・・・定型文は簡単に覚えられますしね。あとは、「49」と「99」は使わないように言っておきましょう。至急と、救急ですね。意味も教えて本当に急ぎの時だけ使うようにしてもらいましょう。


 「こんな感じですね・・・」

 「面白いのですが、面倒ですね・・・離れていても連絡が取れるという点ではとてもすごいものだとは思いますが・・・」

 レイナの評価が低いですね・・・面倒臭いというのが大きいのでしょうね。

 「もう少し、決め事を多くすれば意外と使えるわよ。」

 へぇーアリスの評価は高いようですが、決め事とはなんでしょうか・・・

 「決め事って例えばなんですか?」

 「そうね、例えば商人が使うとしたら商品に対応した番号とかかしら?」

 なるほど、何番を持ってきて欲しいみたいな連絡方法ですね、流石はアリスですね。

 「そうですね、使う人によって決め事を作るのもありだと思いますよ。ただし全員で使うものは最低限にした方がいいですね。」

 ポケベルの早見表なども作って渡してあげるといいかもしれませんね。まぁ、それは後々ですね・・・



 とりあえず、アリスとレイナ、王国と帝国に1個ずつ。ユキとユウゴに1個ずつ持たせましょう。これで6個ですか。あとはラッセルさんですね。3個が予備ということになります。


 「ねぇ、カオリ・・・このポケベルだけど、連絡できるってこともすごいと思うんだけど、この電卓?これの方がすごいと思うの。」

 電卓がすごいですか?よくわかりませんが・・・

 「そんなにすごいですか?」

 「ええ、今まで文官が必死でやっていた計算があっという間にできるのよ。これは画期的だわ。」

 なるほど、高度な計算ができるものが少なかったのでしたね・・・掛け算割り算は結構高度な計算に分類されるようです・・・

 こんなところに関数電卓なんて作ったら大変なことになりそうですね・・・

 「カオリ・・・ポケベル機能を取り除いた電卓だけって作れないかしら?」

 「作れると思いますけど、どうするんですか?」

 「文官達に使わせてあげたいの・・・」

 なりほど、作業の簡略化というわけですね・・・単なる計算に時間をかけるのは無駄ですからね、あとで何個か作ってみましょう。

 「カオリ、できたら帝国にも何個か作ってもらえると嬉しいのだけど・・・その、お礼ももちろんさせるから・・・」

 「別にレイナの頼みであれば、お礼なんて入りませんよ。」

 「でも、これだけのものを無償でもらうことはできないと思うの・・・これに見合うお礼も難しいと思うのだけど・・・」

 そこまでですか・・・でも構いませんよ。レイナの頼みですから。

 もちろん王国にも作りますよ、どちらも2個くらいでいいでしょう。あまりたくさん配ってもいけませんから・・・

少しでも面白いと思った方は評価をお願いいたします。

ブックマークもして頂けると嬉しいです。

次回への励みとなりますので、よろしくお願いします。


https://ncode.syosetu.com/n4242hu/

にて「シスターズ ~妹は転生賢者のようですが、異世界転生した私は現代知識でチートする~」を新規連載はじめました。

こちらもよろしくお願いします。

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