270.名前が決まったみたいです。
レイナとの結婚式がうやむやになってしまっていましたね・・・一応式までは挙げていますが、パーティや、お披露目などが中途半端にはなっています・・・今度、自分の国ができたときにしっかりやるという事でごめんしてもらいましょう・・・
国と言っても、しばらくは国民すらいないような国ですけどね・・・いつできるかわからないような国に人が集まるはずないのですよ・・・
「ねぇ、カオリ・・・お城とかも大切だとは思うんだけど、国民の受け入れとかは大丈夫なの?」
「そうですね・・・相当数が集まると思うのだけど・・・」
相当数?どうしてそんなことになるのでしょうか・・・
「そんなすぐに人が集まるわけないじゃないですか・・・」
「何言ってるの。カオリは女神様に認められた唯1人の女王となるのよ?人が集まらないわけないじゃない・・・」
「そうですね・・・お父様たちも先ほど人の流出について話し合いをしていたようですし・・・」
「そうなんですか?」
「カオリって、そういう所は鈍いのよね・・・」
その後、お義父さま2人を国まで送り届けました。今から忙しくなるのだそうです・・・私のせいですか?半分くらいはアリスたちの責任もありますよね?
「国民の受け入れって、どうすればいいの?」
「そうね、まずは住む場所の提供かしら。」
家を建てる場所ですか・・とりあえずは湖の周りですね・・・あまり散らばっているのもなんでしょうから、お城の正門側にしたいですね・・・
「それと、早めに教会とギルドには話を通しておいた方がいいと思います。」
なるほど・・・レイナの言う通りですね・・・
「教会って、どこの教会に言いに行けばいいですか。王国、それとも帝国?」
「別にどっちでもいいと思うわよ?両方に声をかけておけば?」
「そうですね、多少教義が違うかもしれませんが、基本女神様を崇拝していることには変わりませんし、今後カオリが中心になることは間違い無いでしょうから。」
私が中心ですか・・・女神様に聖女認定されたからですか・・・
「今度建てようと思っているお城は、実は教会のような建物なんですよ。」
なんと言っても、修道院であったり、軍事施設であったりでしたからね・・・
「また大きな教会を建てるつもり?」
またとは人聞きの悪い・・・
「アリス・・・前回はちゃんと建てる前にミニチュアを作って説明したじゃ無いですか・・・」
「でも最初はすごく大きかったわよね・・・」
そうですね・・・確かに大きすぎました・・・だからちゃんと変更したじゃ無いですか・・・まぁ、今回のはかなり大きいのですが・・・
「今回は、教会もお城もみんな一緒にしちゃおうと思ってるんですよ。結構ごちゃごちゃした感じになるとは思いますけど・・・」
「大きくなりそうね・・・」
「まぁ、国の中心になりますからね・・・仕方ないですよね?」
一応、アリスとレイナにも納得してもらった上で、建物を建てることにしました。もちろん先にミニチュアを作るようにと言われましたけどね・・・
「こんなに大きなものを作るつもりなの・・・」
アリス・・・先に言いましたよね、国の中心になるって・・・
「こんな大きな建物初めて見ました・・・」
そういえば帝国のお城より大きいですね・・・
「大丈夫ですよ・・・ちゃんと何回かに分けて作りますから。一気に作るなんてしませんよ。」
「確か前もそんなふうに言っていた時があったわよね?」
いつの話ですか・・・もう忘れました・・・
「ちゃんと分けてやるから大丈夫ですよ・・・」
アリスが疑いの目で見て来ますね・・・今度は大丈夫ですよ・・・たくさんの建物の集合体ですからね・・・
正面を決めて、島に渡る橋をかけるようにしないといけませんね・・・その手前が城下町になる感じですか・・・
とりあえず、簡単な区画整理だけしておきましょう・・・そうすれば、町も綺麗にまとまるでしょう。うちの領都がそんな感じです。何年かかけてマス目のように区画整理しました。
まずは先に道を整備する感じですね、ちゃんと碁盤の目のように街を作ります。綺麗ですからね。
数日かけて城下町になるべき所の区画整理をしました・・・地面を平らにならして道を作っただけですけどね・・・なんとなく町を作る準備みたいなのが出来てきました・・・
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