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026.馬車を作るみたいです。

 ギルドでアリスさんに色々怒られましたが、今回自分がしてしまったことに後悔はしていません。反省もしてないんですが・・・

 だって、別に悪いことしてないじゃないですか。それどころか人助けですよ?褒められるべきじゃないのでしょうか。何か釈然としませんね。


 まぁ、いいです。今日はこれからふわふわお布団を作るのですから。でも、馬車の中で使うことを前提とするなら、お布団では無くシュラフにすべきでしょうか?いえ、馬車の座席をベットみたいにすれば問題ありませんね。別に既存の馬車にこだわる必要は無いんです。見た目だけ既存の馬車であればいいんですから、中身はしっかり快適使用にしましょう。

 と言うことで快適なふわふわお布団の作成です。軽すぎるのも問題ですね、でも今回はスワニー素材で作る高級羽毛布団です。布団カバーはシルクっぽい物がいいですかね。素材は持ってませんが、そちらは魔力で補えるといいのですが・・・何かの時に使用出来るように2組作っておきましょうか。普段は私が使うだけでしょうが、お客様がいるかもしれません。めったなことでは乗せませんけどね。色は白ですね1個は薄いピングでもいいかもしれません。私のと簡単に見分けがつくようにしましょう。

 アッセンブルオブジェクトを使うと、大きめの繭が2つ出来上がります。時間は・・・1時間半ですか。まぁまぁの時間ですね。

 

 後は何か用意しておくものはありますかね・・・馬車は明日作りましょう。まだ用意しないといけない素材もありますし、鉄を少し用意しておきたいですね。木は何本かありますから大丈夫でしょう。幌馬車にするか、箱形にするかですね。風雨に強い箱形がいいですね。御者台があって、後ろの箱部分には4人くらい座れるスペースと少量の荷物が載せれるスペースがあればいいですね。軽自動車のワンボックスくらいの大きさでしょうか?重要なのはサスペンションでしょうね。あまりガタガタ揺れるのは勘弁して欲しいのですよ。ただ、サスペンションってよく分からないんですよね。バネで支えてるって位にしか知らないんですよ。なんとなくで上手くいくといいんですけど・・・


 明日に備えて早めに寝ましょうか。今日はアヤハの番ですか?いいですよ、一緒に寝ましょうか。私がアヤハを抱き枕にしているのかアヤハに抱き枕にされているのかよく分からなくなる時もありますが私もアヤハも満足しているので良しとします。

 もちろん寝る前に魔力補充はしてあげます。今日も頑張ってくれましたからね。



 やはり朝になるとアヤハにしっかり抱きしめられていますね。そろそろ起きますから離してくださいね。残念そうな顔をしないで下さい。起きますからね。軽めの朝食を食べて買い物にでも行きましょう。


 鉄が欲しいのですが何処に行けばありますかね。鍛冶屋にはあると思うのですが分けてもらえるかと言ったらきっと無理でしょう。何に使うかを問い詰められて終わりな気がします。1番早いのがギルドでしょうか。困ったらギルドですね。

 ただ、今回はアリスさんにバレないよう事を進めましょう。きっとまた何か言われるような気がします。


 さて、アリスさんがいないことを確かめて受付に並びましょう。2人ほど並んでいますがそのくらいならすぐでしょう。ちょっと待ちましょう。

 あ、アリスさんが出てきましたよ・・・まずいですね。しかも目が合ってしまいましたよ。手招きしてますね。これは知らんぷりは出来ないやつですね。

 またドナドナされて個室に行きます。

 「カオリさん、今度はどんなことをやらかしたんですか?」

 待って下さい、やらかしたの前提ですか?まだ何もしてませんし、そこまでやらかしてばかりでは・・・意外とやらかしてますか・・・そうですね。そう言われても仕方ない気がしてきました。後悔も反省もしてません・・・

 「いつもやらかしてなんかいませんよ。今回は鉄が少し欲しかったので、どこかで手に入れられないかを聞きに来ただけです。」

 「鉄ですか?あの、剣とかに使う鉄です?」

 「それ以外に何か鉄があるのですか?」

 「いえ、ありませんけどなぜ鉄なのかなと思っただけです。どの位必要なのですか?少量であればギルドで保管している分をおわけ出来ますよ。」

 「そうですね・・・剣4本分くらいの鉄があれば大丈夫かな?別にインゴットで無くても、使い物にならなくなった剣とかでも鉄であればいいんですけどね。」

 あ、変な目で見てますね。またなんかやらかすんじゃないかと疑っている目ですよ。

 「カオリさん、何に使うか聞いてもいいですか?教えて頂けるならご用立ていたしますよ?」

 しまった・・・変な事言ったので余計に怪しまれましたね・・・これは別で探した方が良さそうですか・・・

 「あ、いえ、別を当たってみますんで大丈夫ですよ・・・」

 「そんなことを言わずに教えてもらえませんか?」

 腕をつかまないで下さい。逃げられないじゃないですか・・・

 「わかりました、わかりましたから手を離してください。」

 やっと離してくれましたよ。それでどうして入り口を背に立ってるんですか?もう逃げませんから座ってください。威圧感がすごいです。

 「他言無用でお願いしますね。」

 「また、他言無用ですか?ギルマスには報告しますよ。カオリさんのことは逐一報告するよう言われてますから。」

 なんですか、それ。逐一報告って、危険人物扱いされてませんか?

 「えっと、ちょっと物を作りたいだけですよ。」

 「何を作るんですか?」

 「ええ、ちょっと馬車を・・・」

 ええ、ちょっと馬車を作るだけですよ。間違ったことは何も言ってませんよね。かなり言ってない所があるだけで・・・

 「カオリさん、普通はちょっとで馬車は作れないと思うんですけど。どうやって作るんでしょうか?」

 言葉つがいが丁寧になると目が怖くなってくるんですが・・・

 「ちょっとスキルを使って・・・」

 大きな溜息をついてますね。どうかしたんでしょうか?

 「カオリさん・・・まだ何か変なスキル持ってるんですか?」

 変なスキルとは心外な・・・とっても有用なスキルですよ。

 この後、クリエイトオブジェクトについて色々聞かれましたがとりあえず鉄は売ってもらえました。

 ただし、そのスキルを見せて欲しいと言われ、その後アリスさんの前で作成することになってしまったのですけど・・・

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