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244.乗馬はダメだったみたいです。

 領都に戻って温泉施設の最後の詰めをします。今回作ってもらうのは一般市民向けの温泉施設です。貴族向けは改めて私が作ることにしました。ちょっと豪華に仕上げるつもりです。貴族のリピーターは欲しいですから・・・

 一般向けと言っても、そこそこ豪華な作りにしますよ。ちょっとは口出ししますが、基本おまかせです。いい施設にしてくださいね。



 今の私はというと、乗馬の練習ですね・・・やっと速歩はやあしができる様になったばかりです。ユキとユウゴはというと、駈歩かけあしで走らせてますよ・・・子供は物覚えが早いですね・・・私が運動音痴なだけですか・・・はい、そうかもしれないです・・・運動には自信がないですから・・・

 「カオリも、後少しだから頑張ろうね。」

 アリスは優しく言ってくれますが、顔が引き攣ってますよ・・・ここまでできないとは思ってなかったのでしょう・・・そろそろ諦めてくれるといいのですが・・・スキルのおかげか翌日まで持ち越すことはないのですが、結構お尻が痛いのですよ・・・乗馬って結構大変なのですね・・・



 練習を始めて1週間ほど経ちました・・・なかなか上達しないものですね・・・

 「カオリは速歩はやあしまで頑張ったしそろそろ終わりにしようか・・・」

 やっと諦めてくれた様です・・・速歩はやあしができる様になって1週間は頑張りましたよ・・・全然ダメでしたけど・・・やる気はあったのですよ・・・


 ユキとユウゴはまだ、襲歩しゅうほはまだ危ないだろうということで、駈歩かけあし止まりです。



 乗馬の訓練もひと段落しましたし、温泉施設の進行状況を確認しましょう。

 「ギャリソン、温泉施設の方はどんな感じ?」

 『はい、カオリ様。今は資材を運搬しながら土台を作っているところでございます。』

 土台に着手していたのですね、頑張っていますね。

 「もし、大変そうなところがあったら遠慮なく声をかけてちょうだい。」

 『はい、その時はよろしくお願いします。』

 ギャリソンもなかなか良くやってくれてますね。

 『カオリ様、目を通していただく書類はまとめて執務室に運んでおきましたので、よろしくお願いします。』

 大変よくできた代官です・・・しばらくためてましたからね・・・書類が山のようです・・・これで、私が決済する分だけですからね・・・その他はギャリソンがやってくれていると考えると、ありがたい限りではあるのですが・・・

 「カオリ、頑張ってね・・・こればかりは手伝ってあげられないものね・・・」

 「そうですね・・・アリスに手伝ってもらえればどれだけ楽でしょう・・・」

 「代わりといっちゃなんだけど、ユキとユウゴの面倒は私が見ててあげるから。」

 ユキとユウゴのことに関しては私が面倒を見てあげたいです・・・

 今日は一日中書類と睨めっこになりそうですね・・・仕方ありませんので頑張りますが・・・


 結局あれから書類が増えて、2日かかりました・・・領地のために頑張るのは嫌ではないのですが・・・書類は嫌ですね・・・全部代官まかせじゃダメなんでしょうか・・・ダメなものもあるんですね・・・わかりました・・・頑張ります・・・



 仕事も終わって、やっとユキとユウゴと遊ぶ時間が作れました。

 ユキとユウゴは・・・2人でリバーシですか・・・お母さんも混ぜてくれませんか?

 「カオリ母さんも一緒にやろ。」

 「手加減はしてあげませんよ。」

 「うん、カオリママに絶対勝つもん!」

 アリスは・・・メイドさん達とお茶ですか・・・アリスはリバーシ弱いですからね・・・

 2人と2回づつやって、1勝1敗ですか・・・結構強くなりましたね・・・全く手加減抜きですよ・・・本気でやって1回は負けるのですか・・・あなた達強すぎませんか・・・



 「何か新しいゲームでも用意しないといけませんね・・・」

 「カオリママ、まだ面白いゲームがあるの?」

 「そうね・・・いろいろあるのだけれど・・・」

 何を作りましょうか・・・簡単に用意できるものがいいですが・・・チェスとか、将棋でしょうか・・・こちらの世界は娯楽がほとんどないのですか・・・転生者は食べ物にしか興味がなかったのでしょうか・・・簡単なゲームくらい用意しておけばいいでしょう・・・


 将棋、囲碁、チェス・・・この辺りなのでしょうが・・・将棋は少し難しいでしょうか・・・囲碁は・・・五目並べなら簡単でしょうが、本当の囲碁だと難しすぎますね・・・私もしっかり覚えていないところがあります・・・チェスは・・・コマを作るのが面倒そうですが、ルール的にもそれほど難しくないかもしれませんね。

 それでは、チェスを作りましょう。

 「今度のゲームは少し難しいわよ?」

 「うん、頑張って覚える。」

 「アリスも覚える?」

 「えっと・・・私でもできそう?」

 「大丈夫だと思いますよ。」

 「なら、覚えてみようかしら・・・」

 チェス版と駒を3組ほど作りました。メイドさんも巻き込んでチェスの講習会です。お義父さまも巻き込んでチェスとリバーシは王国中に流行らせましょう。

 もちろん、ラッセルさんに販売は任せますよ。

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