024.スワニーを倒したみたいです。
昨日は予約投稿に失敗して即投稿してしまいましたが、
今日はしっかり予約しますよ。2度と間違いはしません。
多分・・・
朝早く、まだちょっと眠いのですがそろそろ森に行く準備です。と言っても準備は出来ているので私が服を着るのを皆が待っている状態ですが。
さて、馬を準備して出発です。あ、もちろん私は馬なんて扱えないのでイロハの後ろです。今日はイロハに頑張ってもらうつもりですのでイロハの意見を優先しました。このまま森の近くまで進んでそこで馬はしまいましょう。こういうとき人形は便利ですね。空間収納にしまえますから。
「アヤハ、周りに魔物がいないか確認をお願いしますね。」
『はい、お母様。コトハも周りを気をつけておいてください。私では見えない所もありますから。』
『はい、姉様。何かあったら知らせますね。』
おや、コトハも何か索敵系のスキルがあるのでしょうか?そういえばコトハのステータスはまだ見ていませんでしたね。鑑定で見てみましょうか・・・
何か天耳通とかいうスキルがありますねぇ。何でしょう・・・音や風の動きを察知出来る?。よく分かりませんが目で見えて無くても音だけで何がいるかわかるということでしょうか。でしたら森の中ではアヤハより索敵が優れているということでしょうか。
この子もすごいスキル持ってますね。私がコトハの方を見ているととてもいい笑顔を返してきますよ。癒やされます。
『かぁさん。周りにいっぱい魔物がいますけどどのくらい近くに来たら教えれば良いですか?』
え、いっぱいいるって・・・囲まれちゃってるんですか?
「コトハ、どの位いますか。それとどの位近くに来てますか?」
『はい、1番近いのは500メートルくらいの所で、あとはもう少し遠くです。』
え、かなり遠いのでは?チラリとアヤハを見ます。首を振っていますね。アヤハには見えない所にいるのでしょうか?
「コトハ、その1番近くにいる魔物が何かわかりますか?」
『はい。ワイルドベアです。巣の奥にいるので外からは見えないかもです。』
ああ、風の動きとかですか。巣の奥にいてもわかるんですね。しかも500メートル離れた所でも大丈夫なんですね。
「コトハ、100メートルまでは知らせなくても良いですよ。」
100メートルあればイロハが対処してくれるでしょう。ワイルドベアの首を簡単に落とす娘ですから・・・
アヤハとコトハになるべくモンスターに会わないように案内するよう頼んだおかげでかなり安全に泉の付近まで来ることが出来ました。それでも3頭ほどワイルドベアを倒しましたが・・・もちろんイロハが首を落としてお終いです。
泉に白鳥のような鳥が何羽もいますね。あれがそうでしょうか?口から紫色の息を吐いていますねどうやらあれがスワニーで間違いないようです。でも、ずいぶんと大きくないですか?ワイルドベアより大きいように見えるのですが・・・
「アヤハ、あれがスワニーで間違いなさそうですね。」
『はい、お母様。あれで間違いないかと思います。私が弓で牽制している間にイロハに接近させようと思います。』
「わかりました。それで行きましょう。イロハ、気をつけて行くのですよ。危ないと思ったらすぐ引き返すのですよ。」
『はい、母様。』
すごくいい笑顔で返事をするのですが絶対仕留めて帰ってきますね。間違いないでしょう。
『では、私が弓を射かけるのですぐにイロハは走り出してください。』
『はい、姉様。』
そんなやり取りがあってアヤハが弓を射かけると同時にイロハが走り始めます。アヤハの射かけた弓は見事にスワニーの額に吸い込まれるように刺さり、スワニーが倒れてしまいました。
「え、弓は効かないんじゃないのですか?風の魔法で阻害されて当たらないんじゃ・・・」
周りにいたスワニーが自分らの周りに竜巻のような物を巻き上げ始めます。
1発目は当たるのですね・・・そのあと風の魔法を使うのですか・・・普通は1発の矢で倒し切るなんて出来ないので弓は効かないと言われてるんですね・・・
あ、イロハが1匹目を仕留めましたね。しっかりと一撃で首を落としましたよ。2匹目にかかると同時に他のスワニーが飛び立ちますね。そうでしょうね。そのままいたらイロハが乱獲しそうです。イロハが手を振ってますね。終わったようなので行きましょうか。
「イロハ、ご苦労様。」
まずはクリーンをかけて綺麗にしてあげましょう。もちろんご褒美に抱き寄せて撫でであげますよ。ものすごく喜んでますね。
さて、スワニーを空間収納にしまいましょう。こんな奥まで来るのは初めてですし少し散策してから帰りましょうか。
「アヤハ、コトハ。この辺りを少し散策してから帰りますので周囲の警戒を頼みますよ。」
2人に周囲の警戒を任せて薬草なんかを探してみましょう。変わった物があるかもしれません。
しばらく探してみましたがあまり変わった薬草はありませんでしたね。しいて言えば毒草が見つかったくらいですか・・・ハイポーションに使われる薬草によく似ていますよ。紛らわしいですね。一応採取して行きますけどね。
『かぁさん、少し離れた所で誰かが戦ってるみたいなの。1人怪我してるみたい。』
人が怪我をしてる所までわかるのですか?なんてすごい能力でしょう。そう思ったら話をしているのが聞こえたのだそうです。そうですね、音だけで怪我の状態までわかったら怖いですよ。
「ここからどの位離れてますか?それと戦っている相手は?」
『ここから1キロくらい離れてます。4人パーティとオーガが戦ってるみたい。1人怪我をして戦えないみたいです。』
「アヤハ、イロハ。先行して助けてあげてちょうだい。私はコトハとすぐに追いかけるから。」
『でも、母様が・・・』
「コトハ、この近くに危険な魔物はいる?」
さすがに近くに魔物がいたら危ないのでコトハに確認しておきましょう。
『オーガが暴れているせいでみんな逃げちゃってるよ。だからこの辺りに危なそうな魔物はいないかな。』
うん、コトハがいないというのですから大丈夫なのでしょう。これでアヤハとイロハが間に合ってくれればいいのですけど・・・
「イロハ、私は大丈夫だから早く行ってあげて。」
『わかりました、母様。コトハ、母様をお願いね。』
『はい、ちぃねえさま。』
2人はすごい勢いで行ってしまいましたね。さて私も追いかけましょうか。と言ってもこんな森の中そんなに早く歩けませんけどね。
『かぁさん、歩きにくいでしょ?コトハが運んであげるね。』
え、運んであげるって・・・ちょっと、いきなりお姫様抱っこされちゃいましたよ。娘に・・・
『かぁさん、舌噛まないように気をつけてね。』
いきなりジャンプされました。木の枝を蹴ってどんどん進んでいきますね・・・
ジェットコースターか何かに乗っているのでしょうか・・・あっという間に現場に到着です。あっという間に現場に到着したのですが、オーガは首を切られて倒れてますね。イロハですね。
私は気を取り直して4人の冒険者に声をかけることにしましょう。
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