表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

196/373

196.核兵器はダメみたいです。

 領都に着いてから町の詳細な地図を用意してもらったのですが、えらくざっくりとした地図ですね・・・もう少し詳細なものが欲しかったのですが、自分で用意しないとダメでしょうか・・・

 「ギャリソン、もう少し詳しい地図が欲しいのだけど用意出来るかしら?」

 私の地図が使えればいいのですが、他人に見せるとまずいこともありますからね・・・やはり紙の地図が欲しいのです。

 『はい、少々お時間を頂ければ大丈夫です。』

 「そうですね・・・私の鷹を2羽貸しますからできるだけ早くお願いします。」

 どうやら私の作ったドール達は近くにいる鷹となら情報共有が出来るようなのです・・・ものすごく優秀ですね・・・

 『ではすぐに取りかからせていただきます。』

 これで数日中には詳細な地図が出来上がるでしょう。

 そういえばこの町の教会は結構町外れにありましたね・・・もっと町中にあってもいい気がするのですが、何か理由があるのでしょうか・・・

 町が出来上がってから教会を建てたので町外れになってしまったのですか・・・なるほど・・・それならば教会を大きくしやすいですね・・・いっそのこと更地に立て直すのもいいかもしれません・・・そこを中心に町を広げれば町の中心に教会が建っている感じになりますね。地図が出来上がってからしっかりとした位置を決めましょう。

 今日は早めに休んで、明日は司祭様に会いに行きましょう。

 それにしても建て直すにしても私が教会の建物をよく知らないというのが困りどころです・・・私でも知っている有名な教会って言うとサグラダ・ファミリアかノートルダム大聖堂くらいです。サグラダ・ファミリアは無しですね・・・あんなの建てられませんし、そもそも完成してませんでしたよね?そうするとノートルダム大聖堂ということになりますか・・・結構大きかったですよね・・・

 「ねぇ、アリス・・・教会のことなんだけど・・・」

 「私に心配かけないって約束してくれるなら好きにしていいわよ。」

 魔力運用も女神様に聞きましたし、教会を建てるんですから女神様も少しくらい融通してくれそうな気がします。無理でしょうか・・・

 「心配なんてかけませんよ。でもちょっと大きな建物になるかなって・・・」

 「大きなって・・・どのくらいなの?」

 「この間建てたお城くらい?」

 「ずっと傍に着いてるからね・・・」

 心配なんですね・・・それ以上は心配かけませんから大丈夫ですよ。

 「作るのは司祭様と話をして場所をしっかり決めてからですけどね。それで、明日は教会に行こうと思います。」

 「何かやらかすといけないので私も一緒に行くからね・・・」

 「アリスって私のことそういう目で見てるんだ・・・」

 「・・・・・・・・・・」

 「はい・・・気をつけます・・・」

 無言の圧力って怖いです・・・




 今日は、司祭様とお話しです。王都で教会を増築する話をしてきたこと、もうすぐ司教様がこちらに来られることなどを話しておきます。この教会も結構老朽化が進んでるようなので、建て直すことも視野に入れていると話しておきましょう。

 もちろん建替などは私の方でやらせてもらう旨を伝えておきます。問題は数日で建替が完了してしまう点ですか・・・女神様のおかげですとか言って誤魔化しますか?教会なのでなんとかなりそうな気がします。女神様よりもらったスキルで作るのですから間違ってはいないでしょう・・・

 詳しいことは司祭様が到着してから決めると言うことで話をしました。せっかく教会に来たのですから少しお祈りをしていきましょう。


 『カオリ、来てくれたのですね。』

 「ええ、聞きたいことがありますから。」

 『魔王のことですか?』

 そうですね、魔王の強さと、どこに出現するかを聞いておかないといけません。

 『強さはエルダードラゴンより少し弱いくらいです。』

 「そうなんですか?もっと強いと思ってました。」

 『本来ならエルダードラゴンを超える力を付けているはずでしたが、時が早まった為そこまでの力は付けていません。』

 なら、早々に倒してしまう方がいいですね。

 『場所は少し遠くの火山になりますね。そこに封印されていますので。』

 さすがに核兵器は使えませんからね・・・

 『ダメですよ。』

 やっぱり質量兵器でしょうか・・・エネルギー的には核兵器を超えるはずですから・・・それに何よりクリーンです。

 『カオリ・・・それはクリーンではないと思いますよ。出来ればそれもやめて下さい・・・』

 「その火山にエルダードラゴンより強い守護者を置けばいいのでは?そうしたら魔王は出てきませんよね?」

 『そのような守護者がいれば苦労はしません・・・』

 「なら、私が作りますので素材を下さい。」

 それならばドラゴンの人形を創りましょう。私が考え得る最強のドラゴンです。

 『それは有りかもしれませんね・・・』

 「アヤハ達を作ったときに使った古龍の素材をたくさん下さい。」

 『古龍の素材は無理ですが、カイザードラゴンの素材をあげましょう。エンシェントドラゴンの下位にあたりますが、エルダードラゴンよりは上位の物になります。』

 「わかりました。それでいいです。」

 頑張って守護者を作りましょう・・・

 『そろそろ時間のようです。魔王のことは任せましたよ。』



 戻ってきましたね・・・教会の中のようです・・・だんだん女神様と話をするのも慣れてきましたね・・・

少しでも面白いと思った方は評価をお願いいたします。

★1個でも大変喜びます。

次も読みたいと思った方は

ブックマークをお願いします。


次回への励みとなります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ