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176.エレベーターを作ったみたいです。

 5階のお部屋でアリスとこの城のことについて話をしています。

 「それじゃあ、今回は使用人を雇うことにするね。」

 「あら、カオリがまた全部作るのかと思ったわ。」

 「ドールだらけのお城って言うのもどうかと思いますし、領民を雇ってあげないといけませんから。」

 「へ~ちゃんと考えてるのね。」

 「さっきから酷いですよ・・・」

 「ごめんね・・・それじゃあ、使用人を募集しないといけないわね。」

 「そのあたりは、ギャリソンに任せようかと思ってます。」

 「そうね、しっかりと仕事もしていたみたいだし大丈夫じゃないかしら。」

 そんな話をしながらメイドやらコックやらいろいろ雇うことを決めました。

 もちろん開いている部屋の家具なども発注しないといけません。1度職人を呼んで必要なものをそろえさせましょう。


 「アリスは何か必要なものはありますか?」

 「私はこれと言って必要なものはないと思うわ。」

 「そうですか、でも何か思いついたら言ってくださいね。すぐに用意しますから。」

 「それはカオリが作ってくれるって事?」

 「ええ、ダメですか?」

 「いえ・・・ダメではないんだけど・・・」

 何か言いたそうですね・・・

 「ダメじゃないけど何ですか?」

 「なんかまたやらかしそうで・・・」

 そうですか・・・アリスは私のことをそう言う目で見てたんですね・・・




 「アリスはここでゆっくりしていて下さい。私はあと少しやることがあるので・・・」

 「私も付いていくわ・・・」

 え・・・別に来なくていいですよ・・・

 「えっと・・・」

 「私が一緒だと困ること?」

 「別にそう言うわけじゃ・・・」

 「ならいいわよね?」

 仕方ありません・・・地下の洞窟への階段を整備しましょう・・・

 「こんなとこに階段を作ったのね。でも、何の為の階段なの?」

 「お城の下に船着き場を作ったんですよ。」

 「船着き場って、港みたいな感じ?」

 「う~ん・・・港って言うよりも造船所?」

 「造船所って、船を作るところよね?」

 「ええ、船を作ったり修理したり出来るところですね。」

 私の船を入れる為のドックが作ってあります。ここでならいろいろ出来ますし、普通の船を作ったとしてもここで修理とかも出来ます。

 「どうですか。これならお城からすぐ船に乗り込めるでしょ?港まで行く必要がないかなって思って。」

 「え、ええ・・・そうね。この洞窟って前からあったもの?」

 あっ・・・私が作ったというとまた何か言われますかね・・・

 「えっと・・・」

 「わかったから、もういいわ。カオリが掘ったのね。」

 「はい・・・」

 怒られたりはしませんでしたが、あきれてますね。結構大きな洞窟になりましたからね。お城を作る為の岩を用意しなければいけなかったので仕方ありませんよね?

 「でもこの小さな階段だと、荷物を持って上がるのも大変そうね。」

 「言われてみればそうですね。私でしたら空間収納に入れてしまえばいいですが普通の人ではちょっと・・・」

 ここから荷物を運んだりすることまで考えなかったですね。私以外の人が荷物を運ぶとなるとかなり大変ですね・・・

 「エレベーターでも付けますか・・・」

 「えれべーたーって?」

 「アリスはエレベーターを知らないんですね。」

 「聞いたことがないわ。」

 そうですか、結構色々なものがありましたがエレベーターはないのですか・・・

 「人が乗って上り下りする便利な箱ですよ。」

 「人が乗った箱が動くの?よく分からないわ。」

 そうでしょうね・・・作ってしまった方が早いですね。そうですね・・・塔の横辺りに6階まで移動出来るエレベーターを付けてしまいましょう。そのほうが私達も階段を使わずに済みますから楽です。

 材料は・・・鉄でいいですね。ワイヤーは切れたりするといけないので魔物素材もまぜましょう。

 動力は魔石があれば良いでしょう。ゴブリンのがたくさんあったはずです。

 クリエイトしましたが、私のイメージなのでしょうか・・・工事中になってます。確かに工事中なのでしょうけど・・・


 「完成までは時間がかかりますので、ここを綺麗にしてしまいますね。」

 ドックを綺麗に整備して、船を出しておきます。領都まで行くには馬車を使うのがいいですが、漁村に行くのなら船を使った方がいいですからね。

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