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128.ドラゴンを見つけたみたいです。

 今日の見張りは、アヤハとイロハにお願いします。昨日一緒に寝たのだから、今日はコトハとキクを抱っこしましょう。え、コトハは膝の上で後ろからギュッとして欲しいのですか・・・なにげにコトハは色々要求してきますね。可愛いから許可です。キクは隣で良いのですか。

 コトハを抱っこしたまま、朝までぐっすりです。最近は誰かを抱っこしていないと寝た気がしませんね。私って、そんなに寂しがり屋だったでしょうか・・・慣れって怖いですね・・・


 アンチマテリアルライフルと盾は出来てますね。AMRはほぼ2メートルの大きさですね。私では抱えられません。

 「アヤハ、以前欲しがってた長距離射撃用の武器よ。」

 『お母様・・・覚えていてくれたんですか。』

 「ええ、今回は特に必要だと思ったので作りました。ドラゴンを見つけたらこれを使いなさい。」

 『はい、お母様。』

 すごく喜んでますね・・・アヤハ、嬉しいのはわかりますがこっち向けて構えるのはやめてください。危ないです・・・

 盾の方は・・・ガンテツさんに作ってもらった盾より一回り大きくなってますね。でも、これならドラゴンブレスでも防げるでしょう。

 「イロハ、あなたはこれを使いなさい。」

 『盾、剣じゃなくて?』

 「この間はブレスで怪我をしたでしょ?だからよ。それに、お母さん達を守ってもらいたいの。出来る?」

 『うん!私が母様を守るの。』

 これで安心ですね。


 「カオリ・・・あれは何なの?」

 AMRですか・・・こちらには無い武器ですからね・・・杖とでも言っておきましょうか・・・

 「あれは、竜殺しの杖のような物です。」

 「あれで、ドラゴンが倒せるの?」

 「多分・・・」

 「多分って・・・頼りないですね。」

 「試し撃ちもしてないのですから、多分としか言えませんよ。」

 「そんなんで使えるの?」

 言ってくれますね。ここで試射しちゃいましょうか・・・

 「撃ってみましょうか・・・」

 顔が引き攣ってますね・・・今回はやめておきましょう。

 「いざとなったら使うって事で、今回は試し撃ちは無しにしておきますね。」



 さて、今度こそ出発しましょう。準備を整えて北へ向かいます。どの位距離が離れているかとか、何日かかるとかまでは王女殿下も知らないようです。


 見通しの悪い森ですね・・・日の光がほとんどと言っていいほど差し込みませんね。かなり暗いです。メイドさんがライトの魔法を使ってくれているので先が見通せる感じでしょうか・・・

 「コトハ、何か危険があったらすぐに教えてね。特にドラゴンに注意してね。」

 『はい、かぁさん。』

 まだ見通しも悪いですからアヤハよりコトハの方がいいでしょう。木の根っこが張り出していてかなり歩きにくいです。森の中だから仕方ないと言って仕舞えばそれまでですが・・・


 『かぁさん、少し先に泉があるけど行く?』

 泉ですか、休憩にはいい感じですね。いつ休憩ができるかわかりませんし、休憩できるところで休んだ方がいいでしょう。

 「そうね、それじゃあ泉に寄りましょう。」

 メイドさん達もホッとしているようですね。神経使いますからね。

 「湧水のようですね。毒とかはないでしょうね。」

 「カオリ様、飲んでいただいても大丈夫かと。」

 毒物検知の魔法ですか。さすが王女殿下のメイドさんですね。そういった魔法を普通に持ってるんですね。私も買っておいた方がいい魔法ですね。

 「ありがとう。少しは休めそうですね。」

 アヤハ達に周囲の警戒を頼んで、しばらく休憩を取りました。足を泉につけると気持ちいいです。王女殿下はやらないんですか?はぁ・・・人前で素足を見せるなんて、はしたない・・・ですか。人前も何も、私達だけしかいないじゃないですか。キョロキョロしながら足を泉につけてますね。ほら、気持ちいいでしょう。



 しばらく休憩をとったのち、野営のできる場所が見つかるまで頑張って歩きました。体は疲れないのですが、神経はダメですね。かなり疲れます。

 今日は私も見張りに立ちましょうか。え、アヤハ達が全部やる?私にはゆっくり寝て欲しいですか。なんていい子達でしょうか。かわりばんこで抱っこしてあげますからね。




 そんな感じで1週間ほど歩いたでしょうか・・・疲れも吹っ飛ぶような出来事が起こりました。

 ドラゴンです。アヤハとコトハがドラゴンを見つけてしまったのですよ。

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