117.踏んだみたいです。
休息のため広間に入りました。メイドさんが、すぐさま他の冒険者の所に走っていきます。この階層でオークが出る事は稀なことだそうで、情報交換をしに言ったとのこと。そういうことは私には無理ですので、できる人に任せましょう。まる投げ?酷いこと言わないでください、適材適所です。
どうやら、他の冒険者の中にもオークと交戦したパーティがあるそうです。さすがに5匹もいなかったそうですが・・・2階層目になると魔物が少し増えてるそうなので、気をつけるように言われたそうです。
「王女殿下、危なそうなので帰りませんか?」
「まだ、殆ど魔物とかにも遭遇していませんし大丈夫です。」
大丈夫なうちに帰らないといけないのですよ・・・
「では2階層で様子を見て、帰るかどうかを決めるということでいいですか?」
「でも3階層まで・・・」
「いいですね!」
「わかったわよ・・・」
折れてくれたようです。メイドさん達、そこで拍手をしないで下さい。あなた達がする仕事ですよ。なんですか、メイドさんではなかなかいうことを聞いてくれない、ですか・・・そこをなんとかするのがあなた達の仕事でしょう・・・
小休止と情報交換も出来ました。仕方ありませんので出発しましょう。
「イロハ、危ないと思ったらどんどん倒しちゃって構いませんよ。」
『うん、全部倒しちゃうね!』
喜んでますね。イロハは戦うのが好きそうですからね。
「カオリ、私の分は?」
「えっ、王女殿下に危ないことをさせられるわけないじゃないですか。」
「え〜・・・」
え〜じゃないです。危ないことは禁止ですよ。
しばらくは、ゴブリンばかりですね・・・と言っても、まだ2回ほどしか交戦してませんが・・・王女殿下は接近戦でしょ?危ないからダメですよ。
「この先にもう一つ広間がある筈です。」
メイドさんが地図を見ながら教えてくれますね。
「そうですか、もう一度休息を入れますか?」
一応メイドさんに尋ねておきましょう。王女殿下に相談すればこのまま行くということは目に見えてますから。
「はい、そんなに進んだわけではありませんが休息を入れた方がいいと思います。」
「では、休憩するということで。」
王女殿下、なんですかその顔は・・・女の子がしちゃいけない類の顔ですよ・・・残念すぎます・・・
もうすぐで広間という所で、王女殿下が罠らしきものを踏みました・・・王女殿下も、メイドさんも猫耳はどうしたんですか?恥ずかしかったので、さっきの広間で外した?ダメじゃないですか・・・
ああ・・・床が光ってますね・・・なんの罠でしょうか・・・
「知らない、天井だ」
すみません・・・言ってみたかっただけです・・・
転移系のトラップだったようですね。私の周りは・・・アヤハ達が守ってくれてますね。王女殿下は・・・メイドさんが守っているようです。なら安心ですね。
さて、ここはどこでしょうか・・・
「ここはどこだと思いますか?」
メイドさんに尋ねてみますが、首を横に振っています。さすがに地図を持っていてもわからないようです。罠の情報も特になかったようです・・・
狭い部屋のようですが、入り口が一つだけありますね。とにかくあそこから出ていく他ないと思いますが、また罠があるかもしれません。調べてからですね。
「みなさん、猫耳つけておいてくださいね。」
顔を赤らめながらつけてくれますね。こんなことになるなら普通のカチューシャにしておけばよかったですね・・・私のいたずら心が仇になりましたか・・・
いえ、ちゃんとつけない方が悪いのです。王女殿下の安全を考えたら恥ずかしいくらい我慢してもらわないと。
「アヤハ、イロハ、コトハ。みんな大丈夫?」
『はい、お母様。』
『母様、大丈夫だよ。』
『かぁさん、私もキクも大丈夫。』
そうですか、キクも大丈夫ですか。よかったです。
「王女殿下は、大丈夫ですか?」
「ついでのように聞かないでください。大丈夫ですよ・・・」
流石に凹んでますね。自分が罠を踏んだのですから仕方ありませんね。
「ここが安全かはわかりませんが、少し休息をとって、今後のことを話し合った方がいいですね。」
メイドさんが頷いてますね。王女殿下は・・・今回は残念ですが王女殿下の意見は聞きませんよ。無事、ダンジョンから出ることを優先しますから。
今後は、敵と遭遇したら極力逃げるという方針に決まりました。逃げられない時はアヤハとイロハに対応してもらいメイドさんには王女殿下を守ってもらうことにします。
私ですか?コトハに守ってもらいますよ。最悪、キクにも出てきてもらいます。
さて、ダンジョンからの脱出ミッションの始まりです。
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